DAVE MENIKETTI
DAVE MENIKETTI(US/米)
#1601 / ON THE BLUE SIDE / 1998
★★★★

御存知Y&Tのギターヴォーカル、満を持してかどうかは分かりませんが、ファンとしては待ってましたの1stソロアルバムです。タイトルから推察できる通りブルーズアルバムですが、そこはハードロック経由のブルースゆえ、聴いてて飽きちゃうような代物ではないわけ。ヴォーカリストでもあるので歌入りが半分以上を占めております。何しろ好きな声&歌い回しってだけで、たとえすべてがブルース曲でも3割増しで素晴らしく聴こえるのだ。似たような曲調であってもだ、その制約された括りの中でもバラエティを持たせているので、飽きることはないのでは?もうね、とにかくエモーショナルですわ。1曲目からして歌もギターも激熱です。そもそもY&Tでもこの手の曲は奏ってたわけで、どこがどう違うのかって話だけどね。当然ではありますが、“Midnight in Tokyo”や“Forever”みたいな劇的チューンはありません。そのぶんヴォーカルはメロよりエモーション重視、ギターは普段より弾きまくるという方向性。GARY MOOREの「STILL GOT THE BLUES」と同じ立ち位置のアルバムでしょうか。