BRUCE DICKINSON
BRUCE DICKINSON（UK/英）
#2018 / TYRANNY OF SOULS / 2005
★★★★
久々にリリースされた6枚目のソロアルバム。現時点では最後のソロ作品になっているみたい。実のところIRON MAIDENもディッキンソン時代にそれほどの思い入れはなく、今も変わらずディアノ派ゆえ、そのソロアルバムも聴かずにいました。聴いてみようかと思ったのは4thからで、今作を含めてとりあえず計3枚聴いてみた。結果その中ではコレが一番よかったかな。前2作よりメタル然としているところがいい。ジャケも「地獄」という絵画を使用しており芸術性高め。ぼちぼちロイ・Z以外と組んでほしかったけどね、今回はギターの露出が多めだから良しとしておこうか。ディッキンソンの歌唱は変わらず貫禄たっぷりで、ひとたび歌い出せば即座にメジャー感、カリスマ性が溢れ出す円熟のパフォーマンスで文句なし。特に印象に残ったのは、普通声が新鮮な（初出しではないけれど）”Navigate the Seas of the Sun”だね。アルバムの縦軸からは外れた曲調だけど、通常のメタル曲より魅力を感じてしまいました。ちょいちょい耳にするゲストヴォーカルとしての仕事も流石の一言、もはやグレン・ヒューズ級です。そういえば…ブルースの後任としてSAMSONに加入したシンガーが先月（2022年8月）亡くなりましたね…。
