Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

ARMAGEDDON

ARMAGEDDON(Sweden/瑞典)

#1449 / CROSSING THE RUBICON / 1997

★★★★

Armageddon crossing the rubicon (320x320)

ARCH ENEMYのクリストファー・アモットが結成したバンド…というかプロジェクトのデビューアルバムです。当時の同僚(リズム陣:ドラマーは後にDARKANEのピーター・ウィルドアー)が全面ヘルプしております。AEで却下された曲が陽の目を見たという構図かな。よってAEとは似て非なる音楽が聴けます。メロデスはメロデスなんだけども、おいしい展開(リズム・チェンジ)を含むテクニカル・スラッシュ方向に振れてます。これがいいアクセントになってる。次作は普通のメタルに移行してしまうので、多少なりともデスに掠ってる本作は貴重でしょう。特に前半戦はいいね。オープニングから#2はデスラッシュ的楽曲(高速ドラムの音がパタパタと軽い)ですがソロパートでの展開がプログレッシブで素敵。続く#3や4がクリスの集大成だね。自身が好きそうな上下に激しく動くフレーズを繰り出します。特に#4は曲展開も凝ってて素晴らしい。#5はインストでアルバム全体のアクセントを担う。古くからのHRファンとしてはUFOの…というかマイケルの“Arbory Hill”が思い出されました。というわけでアルバムのハイライトは#4~5ですね。マイケル・シェンカーを引き合いに出されるクリスのプレイですが、より今風のフレーズだし、線が細いし、ちょっと違うかな。兄の方が近いね。ん?シェンカー兄弟にアモット兄弟…ややこしい!? 要するに、クリストファー・アモット(弟)よりマイケル・アモット(兄)の方がマイケル・シェンカー(弟)のプレイに近いと言いたいわけ。果たしてルドルフ・シェンカー(兄)は登場せず(笑)



#1704 / EMBRACE THE MYSTERY / 2000

★★★★

Armageddon embrace the mystery (320x317)

クリストファー・アモットのソロプロジェクト第2弾は、デビュー作から一転、メロデスでもなければデスラッシュでもございません。こうなると、所謂キターヒーローのソロアルバムですね。ギターを聴かせる方向性がなんとなく普通のヘビメタ、パワーメタルになってしまったと。突き詰めればARCH ENEMYとの差別化を意識し過ぎた結果か。ドラマーはARCH ENEMYからダニエル・エルランドソンが出向。6弦ベースを操る若手ベーシストは後にMESHUGGAHに加入したらしいから腕前は折り紙つき。てか6弦使ってる時点で意識高め。シンガーが爽やかで無難な歌唱を聴かせるところが普通のメタルっぽさを助長している気がする。つまりクセがない。純粋にクリストファーのギターを楽しめるから、この人選は吉と出た。ベーシストとのユニゾンなんかも楽しめるし、何より邪魔だと思う人にとってはとにかく邪魔なデス声が無いからね(笑)安心して聴けますよ。クリストファーはやっぱ上手いね~。ちなみに今作参加のシンガーとベーシストは後にマグナス・カールソン(元MIDNIGHT SUN)のLAST TRIBEに加入します。



#1874 / THREE / 2002

★★★★

Armageddon three

トリオ編成になった3rdソロ…ということで「THREE」なのね。後に2ndと合わせて欧米でもリリースされますが、この時点では日本のみのリリースだったとか。クリストファー以外のメンバーはアチエネの同僚ダニエル・エルランドソン。そして強面の新ベーシスト。アルバムを重ねるごとに古いタイプのハードロックに回帰してゆくパターン。相変わらず素晴らしいギタープレイだとは思うけども、どうなんだろうね?ARCH ENEMYの延長で聴いてるファンはこういうのが聴きたいわけじゃないっしょ。メロデスとまでは言わないが、もう少しアグレッシブな曲中に突如現れるメロディックなギター、その落差がツボなんですけどね。マイケルならまだ理解できるけれど、クリスのプロジェクトとしては如何なものかと。実際のところ現在中古盤が叩き売り状態…ファンが下した評価はそういうこと。今回の目玉はクリストファー自身によるヴォーカルなのかな。これはイケてるじゃんか。あと個人的なツボは#3の”暗黒の極限”風のリフとMERCYFUL FATEのカバー曲。当然キング・ダイアモンドのファルセットには及ぶべくもないマイルドな裏声なんだけどね、挑戦しているところが微笑ましい。



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