ARCHANGEL
ARCHANGEL(Italy/伊)
#1787 / IN TEARS THE ANGEL FALLS / 1996
★★★★
デビューアルバムです。クラシック他とのミクスチャー・スラッシュ・メタルという興味深いことを演っております。ただし一人でね(笑) 第一楽章~第四楽章という構成にしているあたりがまずプログレ的…というかクラシックの発想でしょう。PANTERA的モダン・ヘヴィネスを軸に、疑似ストリングス、テクノ、サックス(ゲスト)、ピアノ、メタルリフ、ラップ、クラシック有名曲のフレーズ等の要素が散りばめられている感じ。残念なのは音がショボいこと。もうひとつの個人的残念は、ヴォーカルの声質だね。フィル・アンセルモ系のファットなデス声は少々苦手分野なので。SOILWORKとかね。そういえば1曲だけ高音メタルヴォイスが入ってたけどゲストでしょ、まさか同じ人じゃないよね!? イントロダクション的なオープニング曲に続く実質1曲目が際立ってます。この1曲に力を入れすぎちゃったかな。終盤はゴシック調とエスニック調で締めくくるという散らかりっぷり。日本盤ボートラに入ってるゴス曲のラジオ向け短縮版は要らないかな。エスニック・インストでエンディングを迎える輸入盤をおすすめします。