ALTURA
ALTURA（US/米）
#1776 / MERCY / 1996
★★★★
バンド唯一の作品らしいです。ハードロック寄りのテクニカル・プログレッシブメタル、雰囲気としては真っ先にDREAM THEATERが想起されますが、ヴォーカルスタイルやらギターとキーボーの比重やら相違点が結構あるのは確か。単純に比較してみると、ジェームズ・ラブリエのようなハイトーンヴォイスではないし、ジョン・ペトルーシのようなアグレッシブなギターでもありません。おそらくキーボーがリーダーなのでしょう。要するに、ケヴィン・ムーアが主導権を握ったドリムシってところに落ち着くかな。マグナ・カルタからのリリースと聞いて、大方のメタラーが想像するであろうHMの範疇です。ゆえにテクニックは申し分ないのだが…何かが足りないってパターンだね。下手すると聴き流してしまう。これだけのことを演ってるにもかかわらず「個性がない」と切り捨てられるのも頷ける内容かな。同レーベルに似たようなバンドがたくさんいたからね、イマイチ話題にもなりませんでしたな。
