Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

ALLAN HOLDSWORTH

ALLAN HOLDSWORTH(UK/英→US/米)

#1293 / VELVET DARKNESS / 1976

★★★★

Allan Holdsworth velvet darkness (320x320)

ジャズ・フュージョン系ギタリスト、キング・オブ・レガート、幻のファーストソロアルバムです。畑違いでも名前だけは知られてる大御所ですな。個人的な出逢いはUKでした。そこからBRUFORDやジャズロック系のプログレバンド、SOFT MACHINEやGONG、TEMPESTを経てソロアルバムに手を出してるうちにやっとここに辿り着いたって流れ。この作品は本人の意思に反して未完成のままリリースされてしまったゆえ公認アルバムではないらしい。脇を固めるのはアルフォンソ・ジョンソン(B) ナラダ・マイケル・ウォルデン(Ds) アラン・パスカ(P)って布陣で、ぶっちゃけ全く知りませんが(笑)きっと名のあるミュージシャンに違いないね。で、調べてみた。そしたらドラマーはマハヴィシュヌ・オーケストラ出身で、ジェフ・ベックの「ワイアード」でも叩いてるらしい。ベーシストは元ウェザー・リポートだってさ。やっぱ只者じゃなかったね。音質やらバランスやら問題は多いが、キング・オブ・レガートと呼ばれる以前のホールズワースを堪能できる貴重なアルバムだと思います。



#1444 / METAL FATIGUE / 1985

★★★★

Allan Holdsworth metal fatigue 3 (320x320)

2017年4月15日、キング・オブ・レガートが70歳で亡くなりました。自身が認めていない非公式1stソロも、TEMPESTもSOFT MACHINEもGONGもBRUFORDもU.K.もすべてレビューしてしまったので、まあそれほど好きなわけじゃないんだけどもこの公式3rdを追悼作品としてみました。全ソロカタログ中このアルバムがどういう立ち位置かよくわからず“メタル”という単語だけで買ったように記憶しています(笑) 結果的には…ここからIbanezのギターを使い始めたとか、次作からギターシンセを導入するとか、つまりギターに拘った作品とかで、一応の節目ではあるらしい。ちなみにアルバムタイトルの直訳は「金属疲労」。確かにタイトルチューンこそ氏にしてはメタリックなイントロですが、結局のところソフトな歌モノであり、プログレの重鎮がAOR路線にシフトした時のような雰囲気。ゲストヴォーカルの声質によるところも大きいかな。要するにプログレ声なのね。もう一人のゲストVoの曲はGENESISやMARILLIONみたいな感じ。ギターはそれなりに弾いているので聴きどころもありますが、やっぱプログレバンドのゲストで弾いてるジャズロック的プレイの方がイキイキしてるね。エディを筆頭とする多くのギタリストにリスペクトされているミュージシャンズ・ミュージシャンと言えども作曲能力はイマイチだった!? ちなみに、ウソかホントか、手の大きさが常人のおよそ2倍あるそうだよ。届かない所に届く故に通常では有り得ないことができるらしい。それを真似ようとしたエディがライトハンド奏法に辿り着いたという都市伝説がありますな。



#1602 / SAND / 1987

★★★

Allan Holdsworth sand (320x320)

レガートとは:連続する2つの音を途切れさせずに滑らかに続けて演奏すること。楽譜では通常スラーで指示されるが、legatoのように文字で書かれることもある。ギターに於いてはハンマリング・オンとプリング・オフを使ってレガートを表現する。タッピング奏法でも同様。ホールズワース先生はこの分野におけるキングである。
シンタックスとは:綴りはSynthAxe。シンセと斧を合わせた造語、斧はギターを指す隠語、つまりギターに似た形状のMIDIコントローラー。
というわけで「METAL FATIGUE」の次の次の作品です。ここまで変貌すると微妙すぎて感想も難しいですが、たまたま中古盤とめぐり合ってしまったので。シンタックスというおもちゃを手に入れた先生が、その可能性を探る旅とでも申しましょうか。鍵盤が叩けなくても色んなことができるようになったよみたいな。シンセ音はほぼほぼシンタックスによるものらしいですが、ガチのキーボーも登場したりするのが少々ややこしい。総じてアンビエント系ですが丸っきりギターを弾いていないわけじゃないのが救い。



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