Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

AC/DC

AC/DC(Australia/豪)

#25 / BACK IN BLACK / 1980

★★★★

ACDC back in black (320x320)

カリスマヴォーカリスト、ボン・スコットが寝ゲロで窒息死してしまったのは33歳の時でした。そもそも喘息を患っていたそうです。ロックスターらしい最期ではありますが、泥酔(特にアルコールと薬物の同時摂取。ドラッグ的なモノではなくとも、医師に「お酒と一緒に服用しないでね」と言われた薬)には気をつけたいね。映像で見るボンの鬼気迫る雄姿は実にカリスマティック。派手な動きはなくともスターのオーラが全身から迸っている。で、その後任のブライアン・ジョンソンによる起死回生の1枚が、この有名な6thアルバムなんですね。とりあえず5,000万枚売れているらしい。マイケル・ジャクソンの「スリラー」とPINK FLOYDの「狂気」に次いで、3番目に売れてるアルバムなんだってさ。凄いでしょ? 実はAC/DCをしっかり聴いたのはこのアルバムが最初でした。きっかけはもちろんエアチェック。何はともあれ、タイトル曲の心躍らされるイントロリフですね。ギターキッズならコピーしたくなること間違いなし。リフメーカー、アンガス・ヤングが生み出した名リフの一つだね。オープニング曲“地獄の鐘の音/Hells Bells”も、次作に繋がる雰囲気がスリリングでいい。個人的には、1枚通して聴くとパターンの少なさにちょっと飽きるってところもあったりする。コアなファンからしたら有り得ない話でしょうが、似たような感想を持っているなら、お気に入りのCDを編集して聴くのがおススメです。せわしなく動き回りながらSGを掻き鳴らすアンガスより、ほとんど動かないマルコム・ヤングがとても気になったりするのは何故でしょう!? はしゃぎ回る弟を暖かく見守る兄という構図が微笑ましいのか!そのマルコムの象徴と言える仕様変更されたグレッチは、G6131-MYというシグネチャー・モデルとして発売されましたな。長らくIbanezだと思い込んでたよ。



#221 / FOR THOSE ABOUT TO ROCK / 1981

★★★★

ACDC for those about to rock (320x320)

ボン・スコット時代のAC/DCはリアルタイムで聴いていないので、個人的なオススメとなると「BACK IN BLACK」や今作(ブライアン・ジョンソン加入後)になってしまう。コピー対象ではなかったこともあり、友だち経由でも回ってくることはなく、エアチェックでちょこちょこ聴いた程度だったから、代表作の「地獄のハイウエイ/HIGHWAY TO HELL」を聴いたのもコレより後なのね。そのエアチェックした中で「BACK IN BLACK」とともに思い出深いのが、7thアルバム「悪魔の招待状」というわけ。3~4曲オンエアされたのかな。ジョンソン加入後の第2弾です。初の全米チャート1位を獲得した大ヒット作になりました。オープニングを飾るタイトルチューン(第2弾シングル全英15位)がぶっちぎりでカッコいい。例に漏れずシンプルな曲調ですが、このチームが演奏すると特別なモノになるんだね。ナチュラルに緩急が生まれるわけじゃなかろうが、盛り上げ方がお上手。何より大砲(ジャケに描かれている)の炸裂音が圧巻です。VOW WOWの“Breakdowwn”を聴いた時にコレを連想した人も少なくないでしょう。ライブでも大砲を使ったパフォーマンスがド迫力だったのですが、日本では消防法で禁止されていたので、アンガス・ヤングがアンガー・ヤングになったとか(笑) LIVE映像で確認しましょう。ちなみに85年のリオ公演では2門だった大砲が、2009年のブエノスアイレス公演では6門に増えてました(笑)”Fire!”ー”Boom!”。あとは第1弾シングルの”Let’s Get It Up”(全英13位)、”Evil Walks”あたりが当該オンエア曲だったゆえにお気に入りです。実はジョンソンのオジサン臭さが好きではなかったりしますが、その後も現役で高水準アルバムを作り続けているのは凄いね。



#1025 / HIGHWAY TO HELL / 1979

★★★★

ACDC highway to hell (320x320)

ボン・スコット最後の作品となってしまった6th「地獄のハイウェイ」です。個人的なリアルタイムはこの時代でしょうか。前作の「パワーエイジ」とかライブ盤の「ギター殺人事件」とか…エアチェックで聴いたもののハマることはなかった。アンガス・ヤングのパフォーマンスもランドセル(小さな恋のメロディ的な小学生ルック)も微妙だなと。カッコいいと思えるようになったのはボン・スコット時代の映像を見てからだね。ブライアン・ジョンソンとは似て非なるものでした。遅まきながらそこから遡って聴いてみた次第。タイトル曲は文句なし。“Beating Around the Bush”の珍しい単音リフは歌が霞むほどカッコいい。アンガスのギブソンSGとマルコムのグレッチのバランスが最高だ~ね。ジャケのヤング兄弟の面構え、それを見守るスコットの笑み、両者の立ち位置を表しているようで面白い。



#1167 / THE RAZORS EDGE / 1990

★★★★

ACDC the razors edge (320x320)

ボン・スコット時代の作品を続けたいところですが当時はあまり馴染みがなかったもので…今回はドラマーが元MANFRED MANN’S EARTH BANDのクリス・スレイド(URIAH HEEPでも1枚叩いてるし、AC/DCの前はTHE FIRMで2枚、AC/DC脱退後は10年の時を経てASIAで2枚というまずまずの強者)に交替したアルバムなんだけども、間もなくフィル・ラッドが出戻るから、そういう意味では貴重な唯一作品でございます。ブルース・フェアバーン(プロデューサー)の起用が低迷するバンドのカンフル剤になった佳作です。ヤング兄弟が全て作詞作曲。とにかくオープニングナンバーの“Thunderstruck”が久々にかっこいいね。それに続く曲もとりあえず良し。曲調が似たり寄ったりなので(笑)だんだん飽きてくるんだけどね、中盤くらいまではテンションが持続します。マイナス要素としては…ブライアン・ジョンソンの声が3割増しで汚い気がする。



#1519 / IF YOU WANT BLOOD YOU'VE GOT IT / 1978

★★★★

ACDC ギター殺人事件 流血ライヴ (320x320)

2017年11月18日、マルコム・ヤングが亡くなりました。64歳。死亡場所や死因は不明、近年は認知症、前月の兄の死、様々な憶測が飛び交いそうですが、真相はいずれ発表されるでしょうね。こうなると心配なのはアンガスだよね。しばらくは何もする気にならないでしょうが、時間が解決してくれることを信じます。というわけで今回はライブ盤「ギター殺人事件 AC/DC流血ライヴ」です。アンガス兄弟が兄のように慕っていたであろうボン・スコット時代の貴重な実況録音盤。特に初期スタジオ作品ではマルコムが弾いてるかどうかも怪しい故(失礼な話ですよね。BOW WOWに於ける光浩先輩がなぜか頭をよぎってしまったから笑)ライブ盤なら間違いなかろうと。もっと言えばDVDの映像が望ましいところだが。“Riff Raff”や“High Voltage”や“Whole Lotta Rosie”や“Let There Be Rock”等、有名曲が目白押しなのでスコット時代のベスト盤としてもお勧めなのですが…翌年リリースされたスコット最後の作品「HIGHWAY TO HELL」からの楽曲が抜けているのは残念。



#1976 / DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP / 1976

★★★★

ACDC D4C

「ジョジョの奇妙な冒険」第7部「スティール・ボール・ラン」で注目されているD4C…その元ネタになった3rdアルバム「悪事と地獄」です。シンガーはもちろんボン・スコット。たしかにボン・スコットは好きですが、実は古いアルバムにはあまり馴染みがない。ライブ映像で知っている程度で、アルバムをガッツリ聴いた記憶がなかったりする。それは高校時代に組んでいたバンドでコピー候補に挙がらなかったことに起因します。師匠もアンガス・ヤングに特に興味はなかったはずだし、何より歌だよね。このダミ声の再現は厳しい。他にいくらでもコピーしたい曲があったというのが真実でしょうか。76年、メジャー契約を勝ち取ったAC/DCは、RAINBOW、KISS、AEROSMITH、STYX、BOCといった名だたるバンドの前座としてヨーロッパツアーに帯同。その間「ハイ・ヴォルテージ」と「T.N.T.」の楽曲から再構成されたコンピレーション・アルバム『High Voltage』が全世界でリリースされる。同年間もなくリリースされたのがこの『悪事と地獄(Dirty Deeds Done Dirt Cheap)』という流れ。覚えやすいサビ、シンプルな曲、生々しい音像、同じリフが延々と繰り返されるシンプルリフの美学、スコットのカリスマ性などAC/DCの魅力が詰まった40分です。”Rocker”に於けるシンプルの極み、76年にしてはちょっと古い気もするが、1周回ってかっこいい。



バンド名検索

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional