早川義夫
早川義夫(JPN)
#1505 / かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう / 1969
★★★★
ジャックス解散の翌月にURCからリリースされたソロアルバムです。歌唱スタイルが特殊(褒めているわけではない)だから、フォーク色の強いソロの方がまだマシかな。メンバーに迷惑をかけることもないし(笑)すべて自己責任、好きにやってもらって結構ですからね。とにかく早川義夫は古いという認識でした。そりゃそうさ、こちとら小学校にもあがっていないわけだから。中学時代に知っていたのだって“サルビアの花”というタイトルだけだよね。曲は聴いたことがなかった。先に岡林信康や加川良を聴いて、それをプロデュースしたのが早川だってのを知ったという流れだから、70年代の中盤になってやっと聴き始めた世代としては、兎にも角にも古い話なわけですよ。というわけでフォーク丸出しアルバムです。特徴は…総じて暗いです。歌唱もあいかわらずです。印象に残ったのは“無用ノ介”と“NHKに捧げる歌”かな。後者は岡林がカバーしていたから、このアルバムに収録されていることは承知の介。