Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

斉藤光浩

斉藤光浩(JPN)

#897 / ARISE / 1991

★★★★

斉藤光浩 (300x300)

BOW WOWからARBを経て、更にはVOW WOWが解散したタイミングで製作された満を持しての1stソロアルバムです。BOW WOWの初期作品では絶対弾いてないだろと馬鹿にしてましたが…BOW WOW時代に獲得したあの声とARB時代に磨きをかけたギターワークで演ってるのは本人も大好きなロッケンロー!アイドル出身?ではあるものの、キャロルとかクールスとかでギターを弾き始めた世代なんでしょう。今思えば、光浩先輩の書く曲もしっかりBOW WOWの一部だったよね。長きにわたりBOW WOW(恭司師匠)で培ったものはダテじゃないようで、同じARB組の田中一郎のソロアルバムよりもいい出来です。なんたってお馴染みのこの声は安心感がある。決して上手いってことじゃないよ。ワイルドな歌詞は中学生っぽいし(笑)ラ行の怪しさは致命的だと思う。でもそこがなんとも微笑ましい。そう、本人は大真面目でそんな気はさらさらないのでしょうが、我々古くからのBOW BOWファンはこのかっこよくなりきれない感じにほっこりしてしまうのだ。ソロアルバムだけに、作曲及びギターはすべて光浩先輩が担当。盟友の新美先生と厚見玲衣がサポート。田中一郎はヴォーカルトラックのプロデュースってよくわからないポジションで携わっております。オープニングのファストチューン“ダブル・クラッシュ”はビックリしました。速い曲は先輩にしては珍しい。PANTA作詞の“無色なるもの”は前半のハイライトだ。PANTAらしい詞が活きるいい歌メロが付いてるし、アコギを使ったのも大正解だ。BOW WOWで学んだことが結実しました。光浩先輩がベースも担当していることで新美先生と二人だけで演奏していることになる“All Night Long”と“シャドウ・ブルーをもう一杯”もいいですな。やっぱ歌メロがいい。前者はARBで演ってたことの集大成でしょうか。石橋凌が歌っても全く違和感が無いと思う。後者はギターリフの音が印象的で古き良き時代の香りがします。もちろん歌メロもグッドで良く出来た曲です。そしてラストを飾るのは、ベタすぎる高橋研の歌詞が光浩先輩にバッチリ嵌まる(笑)“黄金時代~Golden Age~”だ。高橋研はアルフィーの“メリーアン”や“星空のディスタンス”等で有名な作詞家ですが、VOW WOWの歌詞も書いたことがある人なんですね。光浩節をイヤってほど堪能できるバラードに仕上がっております。しかし、こういう青臭い歌詞が似合うよな~。更にこの曲には厚見玲衣がkeyだけでなくコーラスでも参加、例の“アラベスク”な美声を響かせてるところもポイントが高い。下手すると先輩を喰っちゃう勢いだもの。何なら光浩、俊宏、玲衣でバンドを組んでほしいよね。バンド名はMTRか!? ベースは恭司師匠に弾いてもらうとかね(笑) というわけで、レンタル落ちで安く買ったCDですが、愛聴しております。



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