六文銭
六文銭(JPN)
#1529 / 六文銭メモリアル VOL.2 / 1972
★★★★

68年結成の小室等の音楽ユニット、元祖小室ファミリーですね(笑)。ロバート・フリップのクリムソみたいなものか(違うか)。今作はアナログ時代に2枚組で発売されたものの2枚目なので「VOL.2」ということらしいです。上條恒彦と歌った「出発(たびだち)の歌」がやたら有名なもんで、ご本人様の楽曲はあまり耳に入ってこなかったよね。小室ファンが身近にいなかったこともあるな。大御所ゆえ名前は知ってるけど歌は知らないというパターンの人。フォーライフの社長だったとかね。あとは“街と飛行船”が思い出深い曲。ヒロヤンの兄ちゃんがシングルを持っており、奇抜な歌詞に小学生だった二人はゲラゲラ笑っていたのでした。大人になってあらためて聴いてみると、映画「まぼろしの市街戦」を想起する。差別用語が含まれるため「ピー!」入りの音源しか聴いてないので、いつかき当時の歌詞でしっかり聴きたい。小室関係だとフォーライフのクリスマスアルバムが一番の想い出ってことになるのかな。アレは参加メンバー全員がいい味を出してる秀逸アルバムでした。未だに愛聴盤でございます。というわけでこのアルバムですが、望むものは聴けなかった。「まるで六文銭のように」も聴いてみたけど御同様。