五人一首
五人一首（JPN）
#1335 / 内視鏡世界 / 2005
★★★★
激しめのプログレを演っていたバンドの2ndアルバムでラストアルバムみたいです。強いて分類するならこの手の音はKING CRIMSON由来ということになるでしょうか。もしくはそのフォロワーのANEKDOTENが近いかも。そこにテクニカルデスの要素を注入して、和テイストを加えたら五人一首になるのかな。歌詞やヴィジュアルからは人間椅子臭が漂います。どうしても気になってしまうのがフロントマンの松岡あの字。デスヴォイスと普通声のコントラストがウリの一つであるらしい。デスというほどじゃないと思うんだけども、JURASSIC JADEのhizumiみたいでいいね。なかなかの迫力です。で高音を使うと普通になる。問題はこっちだね。どうもクリーンヴォイスになると一気にジャパメタ度が上がってしまうのが玉に傷。そういう意味では陰陽座も想起されるかな。好みはともかく、一人二役は凄いね。以上、様々な要素が絡み合った稀有な存在だったなということでいかがでしょう？
