パレードへようこそ
パレードへようこそ
#135 / Pride / 2014
監督:マシュー・ウォーチャス 脚本:スティーヴン・ベレズフォード 撮影:タット・ラドクリフ 音楽:クリストファー・ナイチンゲール 出演:ベン・シュネッツァー ジョージ・マッケイ ジョセフ・ギルガン フェイ・マーセイ ドミニク・ウエスト アンドリュー・スコット ビル・ナイ イメルダ・スタウントンほか
たまには新しい映画も観ないとね。UK映画侮るべからずですね。時代はサッチャー政権下の84年、全英炭鉱ストライキの際に援助してもらった僻地の炭鉱労働者が、紆余曲折を経て、同性愛者グループLGSMのために大挙駆けつけるという実話に基づいたストーリー。すべては最後のパレードのために。結果最大集団となったLGSMがパレードの先頭を行進する。旧態依然とした田舎の炭鉱町では、レズビアンやゲイに差別的な人、寛容な人、実はそうだった人など様々な方がいらっしゃる。男尊女卑が残る片田舎で、自立していく女性たちがいる。イメルダ・スタウントンとビル・ナイの老人コンビが実に痛快です。最後のパレードの感動に拍車をかけるのが、ビリー・ブラッグの”There is Power in a Union”という楽曲。すぐにCDを購入したんだけど…オリジナル・バージョンは映画版と違うじゃん。ホーンセクションや合唱で装飾される以前のシンプルなやつだった。ビートルズの「LET IT BE」および「同ネイキッド」を聴いた時の感覚に近いかも。この楽曲におけるフィル・スペクターは誰だ!? 最後のテロップによる後説は大事。