やらなくてもできる子
やらなくてもできる子
頭を使っていないのに、勝手に頭が良くなっていく子はいないでしょう。できる子は様々な場面でしっかり頭を使っています。
逆にできない子は頭を使っていませんから、いくら勉強時間だけ増やしても一向に頭が良くなりません。
つまり、勉強時間の問題ではなく興味(集中力)の問題です。
最後には「やらなくてもできる子がうらやましい」などと言い出しますが…やらなくてもできる子などいません。
たとえ短時間でも、できる子は何十倍も頭を使っているのです。
成績が伸びないのは頭を使って勉強していない証拠ですね。
「塾や学校でさえ頭を使わない子が、のんびり過ごせる家庭で頭を使うはずがない」という意見もありますが、何がきっかけで頭を使い始めるかわかりません。
ですから宿題は出し続けます。
実際に頭を使うことは子どもたち自身にしかできませんが、進むべき方向を指し示すのは、親や学校や塾の役目です。
宿題は、頭を使わない子にとっては苦痛でしかありません。それは受身の姿勢だからです。
一方できる子は頭を使うことに慣れているので、10分とか15分とか集中するだけで宿題を終わらせてしまいます。しっかり考えながら解いているので理解も深まります。
自主的に学習に取り組めば、それが頭を使うことにつながります。どうせ勉強するなら積極的にやらないと損だと思ってもらえたらうれしいです。