Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

VOW WOW

VOW WOW(JPN)

#35 / Ⅲ / 1986

★★★★★

Vow wowⅢ (320x317)

高校に入学してすぐに入った軽音部的なところは、ちょっと馴染めなくてね。フォークソングをやろうと思ってたのにバンドばかりでさ。友だち経由で演劇部に入ることになって、それほど真面目に活動した想い出もないのだが、一応3年間全うしましたよ。それができたのは一戸建ての部室のおかげかも。フォークソングの方は、クラスメートのT君とアリスのコピーなどしてましたな。双方とも音楽系の部活に所属していたわけではないので、特に発表の場などなく、放課後に教室で細々と。そんな折、声をかけてくれたのが同じくクラスメートだった師匠。師匠はロック愛好会に所属しており、教室の後ろにギターのハードケース(GRECO EG900)を置いてたのは知っていた。ヴォーカルやる?みたいな軽いノリだったと思う。すでに決まっていたBOW WOWのコピーがバンド活動の始まりだったというわけ。この時に師匠から渡されたカセットテープ(1stと2nd)で、初めてアルバムをフルで聴いたんだね。それまではヤングジョッキーで数曲聴いただけ。以来オリジナルメンバーでのアルバムはすべて聴き続けました。が、VOW WOWは別バンドと捉えているので3rdまで(レコードを買ったのは1stと2nd)で聴かなくなってしまった。元基先輩はVで初めて知った(NOISEは当時未聴)から衝撃的だった。日本人でこんな声の人が居るんだ!と。ぶっちゃけコピーできないレベルのバンドになっちゃったわけよ。とにかくヴォーカルが無理。インパクトはデビューアルバムに軍配を上げますが、おそらくVの集大成はトニー・プラットがプロデュースした今作。元基先輩の歌唱を筆頭に物凄い迫力です。特に”Shot in the Dark”は英米のメタルキッズをも打ち抜くキラーチューン。当時ウチの大学の学園祭でVがライブをすることになりまして、知り合いの学生スタッフの手引きにより、妙な場所(天井裏みたいな所)で見物した記憶がありますがそれはさておき…その勢いのままVのコピーを1曲演ることになってしまった。アドレナリンの力を借りればあのキーが出るかもしれない!安易な考えでした。練習で出ないものは本番でも出ないのよ。学園祭の期間は空気に酔って不摂生してしまうもの。ライブの前日、終電を逃し、ただでさえ睡眠不足という状況下、暗幕にくるまって会場である教室で寝た。寒かった。翌朝普段以上に声が出なくなっていることに気づいた。よかった、これで楽になれる。出番が回ってきた。コピー曲は奇しくも”Too Late to Turn Back”!イントロが終わる瞬間深く息を吸い込む…掟破りの「1オクターブ下げ」で堂々と歌ってやった。コントなら全員でズッコケるところだが、あのときの冷ややかな反応は一生忘れない。



#375 / CYCLONE / 1985

★★★★★

Vow wow cyclone (320x320)

B派ゆえVの事はそれほど思い入れはありません。しっかり聴いたのも3rdまで。音楽性の違いとか何とか言ってたみたいだけど、結局光浩先輩は力量不足でクビになったようなもんじゃないの?キンさんも辞めちゃったし。Bでやれることはやり尽くしたってことだったのかな。その後の光浩先輩のARB加入はうれしかった。紆余曲折を経てまた一緒にやってるのがいいよね。マンネリでも何でもいいから毎年スーパーライブDVD出してね。V時代の最高傑作はトニー・プラットがプロデュースした3rdで文句なし。恭司師匠は納得してないラフなミックスのおかげで元基先生のヴォーカルが弩迫力だもの。“Shot in the Dark”と“Shock Waves”は動と静の代表だ。この2ndだったら“Hurricane”と“Siren Song”が動の代表で“You Know What I Mean”が静の代表ね。曲の良さだけなら2ndの方が上かな。曲順の妙か?イントロダクション~スピードナンバーに始まりバラードで終わる構成に弱いんだな。TRIUMPHの「THUNDER SEVEN」とイメージがカブるアルバムなんだけど何故?



#886 / BEAT OF METAL MOTION / VOW WOW

★★★★

Vow wow beat of metal motion (320x315)

BOW WOWを解散してVOW WOW結成。厚見“アラベスク”玲衣先輩のことは知ってても、人見元基って誰?って感じだったよね。当然レコードを買って聴くじゃん。必然的に1曲目の“Break Down”がVの初試聴曲だったわけだけど素直に凄いヴォーカルだと思いました。まあ好き嫌いはともかく誰だってそう思う。曲中のノイズレスなブレイクダウンもインパクト大だった。終盤のピアノも新鮮。ダメ押しはAC/DCのような大砲のSE。これがVか!と思ったね。この声で歌われる日本語詞も…カルメン・マキ以来の衝撃!? と同時にコレはヤバいと。もうコピーできない。キーが高すぎてヴォーカルが無理。まさか2曲目の“Too Late to Turn Back”をコピーする羽目になるとは…いい曲なのは認めるが断固拒否すべきだった!個人的事情はさておき…BOW WOWとは違うバンドでした。ワールドワイドなスタイルになったのも、ギターとキーボードがソロを分け合っているのも、なんだか微妙。元基先生はLOUDNESSに入ってほしかった。声質はそっちでしょ。BOW WOWは恭司先輩とアラベスクでヴォーカルを分け合ってさあ、究極の和製(歌謡)HRを追及してほしかったな~。そういえばLOUDNESSとVOW WOWのジョイントコンサートに行ったんだよ。あの時もライブを見ながら同じことを思った気がする。



#1932 / HARD ROCK NIGHT / VOW WOW

★★★★

Vow wow hard rock night

V時代の実況録音盤。「Ⅲ」ツアーの締めくくり、中野サンプラザで2日間からの音源。光浩先輩抜きのB3名+元基&玲衣の布陣。この後イギリスに渡って本格的に世界に進出するわけですが、間もなく佐野が脱退、なんとニール・マーレイが加入するのでした。そのニール時代の映像作品「LIVE IN THE U.K.」も買いましたよ。ただ、曲数が物足りないうえに、ニール時代の曲が結構な割合を占めている点がちょっと。その点今作は文句なし。何しろ1st~3rdの曲だからね、選曲も曲数も満足だ。とにかく人見元基のポテンシャルが凄い。ライブでこの再現度は驚異的でしょう。全盛期かな。序盤、厚見玲衣のキーボー中心で恭司のギターが目立ってないのが残念。ソロはともかくバッキングの音が小さいのね。中盤以降はバランスがよくなってくるけど。終盤の”Hurricane”から”Shot in the Dark”あたりは最高です。元基の歌唱は「LIVE IN THE U.K.」よりいい。どっちも凄いけどね。ただし音のバランスは「…U.K.」の圧勝。ニール・マーレイ効果なのかな。ベース、ギター、キーボー、とてもいい塩梅に録れてる。先述の通り不満もあれど、その実力を英国に知らしめている映像ゆえ、ただただ誇らしい気持ちになる。



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