TREES
TREES(UK/英)
#1329 / ON THE SHORE / 1970
★★★★

有名すぎるジャケが独り歩きしている感があるブリティッシュバンドの2ndアルバム(そしてラストアルバム)です。例のAFFINITYのジャケにも通じる枯れた味わいはキーフかと思いきやヒプノシスの作品でした。内容はFAIRPORT CONVENTION系のフォークロック。フォークロック系にありがちな、トラッドとオリジナルが半々という構成になってます。バンド形態のロックなのに、いかにもフォークなヴォイスが乗るからフォークロックと呼ばれちゃってるんだろうね。フォーキーなヴォーカルをフィーチャーしたサイケロックでしょ。後のTUDOR LODGEやMELLOW CANDLEとは明らかに違うよね。この演奏にパワフル系の女性ヴォーカルが載ってたらフォークロックとは言われまい。英国トラッドも米国サイケも嫌いじゃないからこういうのもありだと思います。