TREAT
TREAT(Sweden/瑞典)
#1863 / THE PLEASURE PRINCIPLE / 1986
★★★★

EUROPEやMADISONに続いてデビューした北欧メタル・ムーブメント期のバンド。こちらはJOHANSSON他で知られるレイフ・スンディンが、ドラマーとして、しかも15歳くらい?で参加した2ndアルバムです。コレをイチオシとする理由は、当時貸レコード店で借りた想い出があるからなんだけど、とりあえず巷での評判もいいみたい。ただその頃はもうちょい激しめの音楽に入れ込んでいて、申し訳ないけれどスルーしちゃった。キーボーが入ってるとポップという先入観があったもんでね。あれから35年、齢を重ねた今聴くといいですわ。シンガー(ロバート・アーンルンド)のポテンシャルは高いし、歌メロは確実に北欧のソレだし、溌剌とした2本のギター(アンダース・ヴィクストロム&レイフ・リリグレン)の塩梅が実にいい。歌を邪魔することなくしっかり目立ってる。B誌にてBON JOVIみたいだとレビューされていたけれど、根っこが違うからね、そこまでの類似性は感じないかな。もっとも当時のBON JOVIは飛ぶ鳥を落とす勢いだったから光栄かもだけど。後々立ち上げメンバーのギター2名が脱退。さらにはグランジ方面へのシフトに反発したシンガーも脱退。ちなみに後任はマッツ・レヴィン。そして解散→再結成。現在も存続しているらしいよ。