THRONE OF CHAOS
THRONE OF CHAOS(Finland/芬蘭)
#1454 / MENACE AND PRAYER / 2000
★★★★
フィンランドといえばCHILDREN OF BODOMがおりますが、そのCOB倣ってか後にTOCと名乗ることになるバンドのデビューアルバムです。初期メロデスの美味しい所をふんだんに盛り込んだスタイルがいいじゃないの。北欧メロが残っているところがCOBとの違いでしょうね。アグレッシブさに重点を置くCOBスタイルも好んで聴くわけですが、少々デス度が増してもAMORPHISやDARK TRANQUILLITYのように北欧メロが滲み出ているヤツも好きなわけ。評価が高いバンドではないみたいだけど、いいと思う。Vo&Gはこのデビューアルバムで喉を潰してギターに専念することになるんだけどね、まあ聴いての通りデス声は大変なんですな。生まれ持っての資質もあるでしょうが、正しい発声法というか、使用法というか、いわゆるボイストレーニングが必要なのかもしれません。強靭な声帯を持っていないにもかかわらず闇雲に咆哮を繰り返すと喉を潰すわけだね。良い子はマネしないでね…という禁断の唱法なのだ(笑)。