Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

STRYPER

STRYPER(US/米)

#204 / SOLDIERS UNDER COMMAND / 1985

★★★★

Stryper soldiers under command

LAメタルムーブメントから出てきた元祖クリスチャンメタル・バンド…なのかな?そのイメージとは裏腹に、当時かなり気に入ってました。マイケル・ワグナーがプロデュースしたデビューフルアルバムです。50万枚を売り上げゴールドを獲得している。バンドの肝はVo&Gのマイケル・スウィート(スウィート兄弟の弟)。伸びやかで張りのあるハイトーン系で、STYXのデニス・デ・ヤングが近いでしょうか。両者共通の「粘っこさ」が生理的に無理って人もいそうだけどね。ギターのオズ・フォックスもいいメロを弾いています。OZ FOX、名前がカッコいい。リードギターは二人で分け合い、ツインギターで締めくくるパターンが基本ですが、長すぎず短すぎず丁度いい。曲がHM然としたパワーに満ち溢れている点が素晴らしい。LAメタルと同等かそれ以上のメロはあるにもかかわらず、アリーナロックじゃないところがポイントだ。ギターの音量と、それに負けないマイケルの歌唱があってこそでしょうか。個人的には、LIZZY BORDENが86年にリリースした「MENACE TO SOCIETY」のジャケとイメージがカブっており、コンセプトは真逆ながらその音楽性は似ているような気がする。まずタイトルチューンが懐かしい。お気に入りの”Together Forever”では特徴的なスキャットであるドゥーワップ(Doo Wop)を導入したりして、コーラスワークも素敵です。”First Love”は間違いなしのバラード。”The Rock That Makes Me Roll”はMALICEを想起させるメロがいいし、”Reach Out”もサビメロがいいですね。”Together As One”は2発目のバラード。ラストは”Battle Hymn of the Republic”。コレは歌ってみると実に気持ちよく、当時どこかのタイミングで候補曲としてねじ込もうとしましたが、クリスマス・コンサート以外で”Glory, Glory Hallelujah”と歌うのは憚られ、結局うやむやになってしまったという思い出があります。



#2178 / THE YELLOW AND BLACK ATTACK / 1986

★★★★

Stryper the yellow and black attack

84年にリリースされた6曲入りデビューEPに3曲を追加して、「SOLDIERS UNDER COMMAND」発表後の86年にフルアルバムとして再発売された「神聖紀」です。なので、今作を1stとするなら「SOLDIERS…」は2ndということになります。当時カセットテープで聴いていたアルバムです。音質はイマイチだし、ボビーのドタバタしたドラムが耳障りだし、ボーカルもギターもまだ発展途上といったところですが、次作で完成されるハードでメロディアスな曲を既に演っているのは間違いない。すっかり大人しくなってしまった3rdより好きですね。”Loud ‘N’ Clear”、”From Wrong to Right”、”You Know What to Do”、”Co’Mon Rock”、”You Won’t Be Lonely”、”Loving You”が84年のEP収録曲。そこに追加されたバラードの”My Love I'll Always Show”、コーラス部分がURIAH HEEPみたいな”Reason for the Season”は、次作に収録されていても良さそうな、いずれも素晴らしい出来です。加えて日本盤ボートラの”Winter Wonderland”ですね。クリスチャンバンドというイメージから、結局のところ一番の思い出がある曲ゆえ日本盤は外せないところですが、入手できたのは輸入盤CD。



バンド名検索

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional