Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

SINERGY

SINERGY(Finland/芬蘭)

#1457 / BEWARE THE HEAVENS / 1999

★★★★

Sinergy beware the heavens (320x320)

キンバリー・ゴス(キンちゃん)とアレキシ・ライホ(CHILDREN OF BODOM)の仲良しカップル中心に結成されたメタルバンドです。このデビュー・アルバムで脇を固めるのは…なんとイエスパー・ストロムブラード(IN FLAMES)とシャーリー・ダンジェロ(MERCYFUL FATE)というプチ・スーパー・グループ。ついでにプロデュースがフレドリック・ノルドストロームと役者が揃った感じでしょ?でもね、面子から想像される音とはちょいと違う作品なので誤解無きようご注意を。キンちゃんが歌ってるゆえ、デス感は一切なし。そういうコンセプトじゃないんだね。キンちゃんを世に出すためのバンドなわけ。容姿からは想像しにくいキュートな声と、それにふさわしいキャッチーな要素がタイトルチューンに凝縮しております。ギタープレイはさすが、目立つところは目立ってる。キンちゃんの声はある程度の力強さを感じますが、本領発揮は全体的な音像を生々しく仕上げた2ndでしょうか。音的にはCOBの「HATE CREW DEATHROLL」前哨戦という感じで本来はイチオシなんだけどね、豪華メンバーとキラーチューンのインパクトで、今回はデビュー作にしてみたよ。そもそも全カタログ3枚だから全部聴いちゃいましょう。



#1880 / TO HELL AND BACK / 2000

★★★★

Sinergy to hell and back

3枚のアルバムを残して自然消滅してしまったバンドの2ndアルバムです。キンちゃんとライホくん以外のメンバーを一新。デビュー作でイェスパー・ストロムブラードが担当した2ndギターには後にCHILDREN OF BODOMのメンバーとして10年以上活動することになるローペ・ラトヴァラが。リードギターも担当しているみたい。ツインリードの場面だけでなくソロを分け合ってるのかな。シャーリー・ダンジェロ(レコーディングだけだったか)に代わるベーシストはTAROTのB&Voにして後にNIGHTWISHに加入するマルコ・ヒエタラが。ドラマーは前作同様知らない人ですが、フィンランド人脈総動員てな感じだろうから問題なし。”Beware the Heavens”みたいなキラキラチューンはないけれど、曲の平均値は高く、何よりアグレッシブさが増した。この生々しい音像は本家チルボドの4thに活かされることになるわけだ。さて今回のキンちゃんのパフォーマンスから。前作はぶっちゃけ普通だった歌唱がワイルドになってるね。アンジェラ・ゴソウ同様に、2作目にして引っかかりのある声を獲得した。ちなみに3rdでは更に。メタル曲を歌いこむことで獲得した声かと思われます。一方のライホくんは…前作ではキンちゃんのお披露目サポートに徹してたプレイから一転、チルボド並みに目立ってる。ラストにBLONDIEの”Hanging on the Telephone”、更にボートラとしてPAT BENATARの”Invincible”を収録。”Beware…”的楽曲の代用なのか。パット・ベネターはアリだけどブロンディは浮いてる。だったら”Call Me”にしてほしかった。※2020年12月29日アレキシ・ライホが亡くなりました。41歳。



バンド名検索

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional