SCHUBERT
SCHUBERT(Austria/墺太利)
#1811 / DEVIL IN FAIRYLAND / 1992
★★★★
モーツァルトなんて大胆なバンド名が存在するのだからシューベルトが存在したって不思議じゃないわけね。ただしこのバンドの場合ギターの人がクラウス・シューベルトという名前らしいから、VAN HALENと同じく堂々と名乗っていい人でした。そもそもオーストリアにはシューベルト姓が多いのだろうが、畏れ多くて誰もバンド名にしなかったんでしょうね。2ndアルバムのようです。バンド名のイメージとは裏腹に(笑)概ねショック・ロックという雰囲気でしょうか。アリス・クーパーは守備範囲外ゆえハッキリとは申せませんが、オカルト・ロックとかね、そういう雰囲気を醸し出そうとしているのはわかる。恐らくはシューベルトさんの方向性なんだろうが…バンド名が裏目に出ちゃってるかもね。繋ぎの役割を担う短い曲(モノローグも)を含む全20曲で楽曲はバラエティに富んでいるから意外と楽しめる。。何らかのコンセプト作品なのかも。意図して演っているかは不明ですが、パロディの領域に片足突っ込んだロックという印象だ。マイナーな例えで恐縮だがDEEP SWITCHを想起しました。中心人物のギターは普通。ヴォーカルは結構多彩で良し。