ROBIN TROWER
ROBIN TROWER(UK/英)
#521 / LIVE / 1976
★★★★
名前だけは昔から知っていた、ジミヘン・フォロワーとして有名なギタリストです。“青い影”のシングルヒット後にPROCOL HARUMに参加していました。その後ジミ・ヘンドリックスと共演して衝撃を受け、ジミの死後ハルムを脱退、ソロに移行するのでした。まあリアルタイムでマークしてたわけでじゃないから(ヤング・ジョッキーで数曲聴いた程度だと思う)、知ってるのは数枚のみですが、おそらく全盛期はコレだろうという「ロビン・トロワー・ライヴ!」でございます。この頃の実況録音盤は名作が多いよねって話は別にしても、巷間概ね評価が高いようだし。そりゃあ当然ジミヘン風のブルーズ・ロックが展開されております。そっち方面に特化してるので飽きるっちゃあ飽きるけど(笑) ギターそのものは結構弾きまくってるからまあいいのかな。トーンも好きです。FOGHATやMAHOGANY RUSHやPAT TRAVERSやDERRINGER等の名作ライブには及ばないかもしれないけどね、とりあえず今後も手放すことなく持っていようかなと。そんな1枚です。今や風貌はすっかりおじいちゃんにしておそらく現役。赤のストラトは還暦祝いなのか?黒ストラトのギルモアも年齢近いよね?
#1588 / FOR EARTH BELOW / 1975
★★★★
名作ライブの前年にリリースされた3rdソロ「遥かなる大地」です。タイトル通りアーシーな空気感が支配的で、当の本人はライブ盤ほど弾きまくっていません。プログレ的に考えられたトータルコンセプトアルバムなのかも。雰囲気先行型ですな。こうなるとジミヘン云々とは言えなくなるから、実はそれが狙いだったりしてね。只のフォロワーじゃないぞと。そんなわけで耳を惹かれたのはラストのタイトルチューンくらいでした。ライブに収録されているのも“Alethea”のみ。代表作がライブであるのは間違いないとして、次に聴くべきスタジオ作品はどうやらコレじゃなかったみたい。ライブ収録曲は6/7が1stと2ndからチョイスされていることから…ジミヘンしてるのはそっちだね。これには事情があってですね、たまたま買ったのが3rdとLiveの2in1仕様だったわけよ。それにしても、同じフォロワーと言えどもフランク・マリノやらウルリッヒ・ロートやら、随分違うもんだよね。マリノに関してはSGだもの。そこはストラトでしょ、と凡人は思ってしまう。昔は、名前が売れてたギタリストがそう多くはなかったから、ロビン・トロワーの名前もよく挙がっていたように思う。当時の音楽雑誌…捨てるんじゃなかった。