Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

RAINBOW

RAINBOW(UK/英)

#4 / RISING / 1976

★★★★★★★★

Rainbow rising 117KB (320x312)

これまたハードロック史に燦然と輝く超傑作2ndアルバム「虹を翔る覇者」です。元気が出るジャケを含め100点満点アルバムとはコレのことですね。絶対に聴かなきゃダメなヤツですよ。リッチー・ブラックモアとロニー・ジェイムス・ディオとコージー・パウエル。3人の巨人というか王様というか…とにかくそういうリーダー的存在が集結した奇跡(いわゆる三頭政治)に乾杯!A面の4曲は聴き慣れちゃってるせいもあって普通にいい。“Star Struck”はコピーしたことがあるし。凄いのはB面の2曲“Stargazer”と“A Light in the Black”だよね。どちらも文句なしの名曲。特に前者はプロアマ問わずカバーされることも多いみたいね。素晴らしい構成のアルバムだと思います。※遂に3枚目の「RISING」を買ってしまいました。2011 Deluxe Editionというヤツなんだけど…Disc1がニューヨーク・ミックスとロサンゼルス・ミックス(似たり寄ったり)。目玉はDisc2のラフ・ミックス&リハーサル・テイク。コレは新鮮だ!色んな装飾が施される前だから耳コピするにはいいと思うよ。とにかくRAINBOWはコレですね。世代が違えば最初に聴いたアルバムでジョー・リン・ターナーが歌ってたりして、そうなるとそれが一番って事になっちゃうんだけども「RISING」をリアルタイムで聴いてた我々世代には、ポップになった時代のRAINBOWにそれほど興味が無い人が結構多いと思う。だよね、師匠?



#235 / RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW / 1975

★★★★★

Rainbow (320x320)

レインボウのデビューアルバム「銀嶺の覇者」です。プロデュース、エンジニア、ミキシングを担当したのは、DEEP PURPKE繋がりのマーティン・バーチ。女性ヴォーカルがゲスト参加。デヴィッド・カヴァーデールとグレン・ヒューズのソウル/ファンク路線にご不満のリッチー様が、ELF(USバンド)のロニー・ジェームズ・ディオに声を掛けて録った”Black Sheep of the Family/黒い羊”と”Sixteenth Century Greensleeves/16世紀のグリーンスリーヴス”がきっかけで新バンド結成となり、この2曲を含む今作が制作されました。とはいえ、タイトルからもわかる通り、結局のところリッチーのソロ・アルバムなんですね。本当に組みたかったのはディオだけ。よって、その後ロニー以外のELFは全員解雇。リッチーのお眼鏡にかなわなかったんだね。そりゃそうでしょ、これまでジョン・ロードやイアン・ペイスやロジャー・グローバーと共にやってきたのだから。そしてELFの代わりに加わったのは、コージー・パウエル、ジミー・ベイン、トニー・カレイでした。かくして、リッチー&ロニー&コージーの超強力メンバーにより、大傑作2nd「RISING/虹を翔ける覇者」が制作されるわけです。当時FMのレインボウ特集で、1stと2nd混ぜこぜでオンエアされたのをエアチェックして、そのカセットテープをよく聴いてました。1stから選曲されたのは、“Man on the Silver Mountain/銀嶺の覇者”、”Self Portrait/自画像”、“Catch the Rainbow/虹をつかもう”、“The Temple of the King/王様の神殿”(後にコピーしました)だったかな。当然これらは想い出深いですが、当時ビデオで見た(現在はDVD「 Live in Munich1977」で見られる)“Still I’m Sad”も懐かしい。御存知YARDBIRDSのカバーですが、オリジナルの荘厳なイメージと随分違って聴こえるのは、ロニーが歌詞を作って歌っているから。その他、“Black Sheep of the Family”はDEEP PURPLE時代にレコーディングを反対された曲で、ミック・アンダーウッド(後にSTRAPPSやGILLANで活躍するドラマー)率いるQUATERMASSのカバーです。あとは”Snake Charmer/へび使い”、”If You Don’t Like Rock ‘n’ Roll/もしもロックがきらいなら”を収録。さすがリッチー、曲のクオリティは傑作2ndを凌ぐかも。



#314 / LONG LIVE ROCK 'N' ROLL / 1978

★★★★★

Rainbow long live rock 'n' roll (320x320)

2010年5月16日、ロニー御大が亡くなりました。67歳は早すぎる。特に強靭な喉で現役だっただけに残念です。だから今回はRAINBOWの3rdアルバム「バビロンの城門」をご紹介。タイトルチューンや“Gates of Babylon”や“Kill the King”を収録してます。今回はベーシストがボブ・デイズリー。後にOZZY OSBOURNEGARY MOOREと仕事をする人です。このアルバムも2012年にデラックス・エディションが出て、ラフ・ミックスが収録されてるんだよね。聴きたいな。安くなったら買ってみよう。さて、ロニーはこれを最後にRAINBOWを去りBLACK SABBATHに参加します。その後はご存知のとおりDIO~HEAVEN & HELLという流れ。スターズの仕切り役はカッコ良かったな~。小男だけど貫禄があってドン・ロニー・コルレオーネって感じだったよ。メロイックサインでさよならだね、ロニー。天国でコージーとセッションしてよ。



#549 / ON STAGE / 1977

★★★★★

Rainbow on stage (320x320)

ディオとコージーだからね。コレを聴かないとダメだな。
全盛期の貴重なライブですから。KILL THE KING!
敢えて苦言を呈するなら、1曲1曲がいちいち長ぇよ。
インプロヴィゼーションと言われようがスポンティニアスと言われようが、要するにとにかくアドリブが長い。
ミュンヘンのライブDVDなら映像があるから耐えられるけどね。
思い入れの無い人は音のみだとちょいきついかも。







#762 / DOWN TO EARTH / 1979

★★★★

Rainbow down to earth (320x320)

ロニーに代わる2代目ヴォーカリストはグラハム・ボネットでした。更にKeyがドン・エイリーにBがロジャー・グローバーにそれぞれ交代。コージーは残留。ただし…このアルバムでの音楽性の変化が気に食わなかったのか、コレを最後に脱退するんだね。ポップス畑のボネット風味に仕上がったアルバムです。当時“信州林檎”と“All Night Long”と“Lost in Hollywood”の3 曲をエアチェックして満足していたので、アルバム全曲を聴いたのはずいぶん後になってからでした。ロニー時代のファンとしては2曲目のアルバム最長曲”Eyes of the World“がいい。『RISING』の流れを汲 むインストパートが残ってるから。ボネットにはすべてを捻じ伏せる凄さがあるけど、コレでRAINBOWに見切りをつけた人も多かったでしょう。



#1004 / DIFFICULT TO CURE / 1981

★★★★

Rainbow difficult to cure (320x320)

ヴォーカルがグラハム・ボネットからジョー・リン・ターナーに代わった5th「アイ・サレンダー」です。某ラジオ番組で有名な“Spotlight Kids”を収録。邦題になった1曲目と合わせてこのアルバムのツートップでしょうか。この頃になるとレインボウに全く興味はなくなってました。グラハム・ボネットでギリ!そもそもレインボウ=ロニーという認識だったから、ジョー・リン・ターナーは魅力を感じなかった。楽曲もポップ方向にシフトしたし、リッチーの出番も少ないし、コージーも抜けたし…。最後に収録されてるタイトルチューンのインストは好きだな。ベートーベンの第九ですね。合唱の旋律をギターでという趣向。こういうの得意だよね。リッチーがリッチーらしいフレーズを思い切り弾いてるのがいい。ドラムはボビー・ロンディネリなんだけど、まるでコージーのようで素晴らしいのです。



#2004 / STRANGER IN US ALL / 1995

★★★★

Rainbow stranger in us all

84年にRAINBOWは活動休止宣言。時は流れてリッチーがソロ・アルバムのつもりで作ったものを「RITCHIE BLACKMORE’S RAINBOW」名義でリリースしたという8thアルバム「孤高のストレンジャー」です。よってRAINBOW最後のアルバムと呼んでいいものかどうか微妙ですが、これ以降リッチーはブラックモアズ・ナイトの活動にシフトしてしまうので、ロック作品として貴重であることは間違いなさそう。ちなみにキャンディス・ナイトも本作にコーラスとソングライティングで参加。抜擢されたシンガーは、当時はそれほど有名ではなかったドゥギー・ホワイト。RAINBOWの後CORNERSTONEROYAL HUNTファミリーによるダニッシュバンド)を経て、インギーやマイケル・シェンカーと共演している実力派ですが、まださすがに華がない。歴代シンガーの顔ぶれからしてグレン・ヒューズあたりじゃないと辻褄が合わないのは当然。アルバムの出来は、ジョー・リン・ターナー時代のRAINBOW作品だと思えば問題なし。そもそもリッチーのソロだったという経緯があるわけで、とりあえずギターを楽しめるからね。リッチーらしいフレーズが聴けるのはうれしい。リフやソロに関してはこれまでの集大成と言っても良さそう。楽曲も割とバラエティに富んでいるし、最後には”Hall of the Mountain King”(歌入りが新鮮)と”Still I’m Sad”(どうしてもロニーが思い浮かぶ)というオイシイ並びで締めくくられる。個人的なイチオシは”Hunting Humans”で♪close your eyes♪のeyesの外しの音に痺れました。シルクハットにストラトキャスターのジャケも素敵。



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