Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

PAR LINDH PROJECT

PÄR LINDH PROJECT(Sweden/瑞典)

#1734 / MUNDUS INCOMPERTUS / 1997

★★★★

Par Lindh Project (320x320)

2016年に亡くなったキース・エマーソン(冨田勲さんも後を追うように亡くなってしまいました)をリスペクトする、スウェーデンのキース・エマーソンと異名を取るマルチ・キーボード奏者の2ndフル・アルバムです。パル・リンダーのソロ・プロジェクトみたいなものでしょう。略すとPLPだからね(笑)キース師匠に対するリスペクトが溢れ出ておる。キース・エマーソンといえばオルガンとムーグなわけで、それを焼き直してどうするという意見もごもっともですがね、そこにメタリックなギターやクラシカルなヴァイオリンの音色を上乗せしているところが新味となっております。加えてアコギ、管弦、女声ヴォーカル等、ある意味やりたい放題です。収録曲は全3曲ですが、トータルタイムが40分強なので個々の楽曲がそこまで長いわけでもなく、飽きる前に聴き終わるようになってる。鍵盤メインという点に於いて当然EL&PやNICEが、ヘヴィなギターからはKING CRIMSONあたりのプログレが想起されますが、混沌とした全体像からはイタリアン・ヘヴィ・シンフォの香りもするね。ヴォーカルはハイトーンで力強い唱法。1曲目のタイトルは“バロック・インプレッション No.1”で、バロックとEL&Pとクリムソの融合が聴けるパル・リンダーの魅力が詰め込まれた強力な曲です。2曲目はしっとりと聴かせ、3曲目では静から動へと素晴らしい盛り上がりを見せます。90年代プログレの頂点の一つでしょうね。



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