Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

OMEN

OMEN(US/米)

#367 / WARNING OF DANGER / 1985

★★★★

Omen warning of danger2 (320x320)

USパワーメタルバンド躍進の2ndアルバムです。当時まだ創刊間もなかった頃のB誌のレビューを見てレコードを買ったからね、内容はさておき(内容もいいけど)思い入れが大きい1枚なんですね。池袋なら自分で足を運んだだろうし、新宿KINNIEならタジ(HR/HM好き同級生)に買ってきてもらった可能性が高いけど、そういうレコードが結構な数あるので判別できません。楽曲構成やハリス風味のベースライン、ギターリフ、G&Bのユニゾンな感じやらでメイデン風と評されることが多いみたいだけど(長めのインスト曲もあったりして)、決定的に違うのはJ.D.キンボールの声質および歌メロでしょうか。美声ではないけれど妙に余韻の残る声(よくよく聴けばダブルトラックという裏ワザ)で憂いのあるメロディを歌ってるところが個性的だ。IRON MAIDENほど垢ぬけてないトコが逆にいいかもね。ギタリストが一人アイアン・メイデン状態で頑張っており、おそらくその腕前が本家とどっこいどっこいだからいいんだろうね。懐かしかったのと、何より安かったので、1stと2ndと、3rd後にリリースされたEP、さらにDVDも付属する3枚組を購入しました。個人的には2ndと3rdのカップリングが最高だったけど…とりあえずお得です。



#1277 / THE CURSE / 1986

★★★★

Omen the curse (320x320)

前作から確実にアップグレードした3rdアルバムです。音質がクリアになったのに比例してメイデン感も増強している気がする。ベースはテクニカルで元々スティーヴ・ハリスへのリスペクトが溢れ出る感じでしたが、ギタリストの腕前も追いついてきたのかな、メイデンチームのギターリフそのまま(笑)と言えるレベルかも。前作が気に入ったので今作もレコードを買いまして、お気に入りの曲をテープに編集して聴いてたよ。具体的には、オープニングのタイトル曲、サビメロが声質に反して美しく耳に残る“Holy Martyr”、あとはインストの“S.R.B.”あたりだったかな。メイデンの手法を踏襲して前作でもインストを配しておりましたが、今回のインストは前作を遥かに上回るドラマチックな楽曲となりました。2nd及びこの3rdそれぞれのリイシュー盤のどちらにもEP「NIGHTMARES」がボートラとして収録されておりますが…リイシュー盤のリリース年が違うとはいえボートラ被りとはね。当時のアウトテイクとか、この頃のライブ音源とか存在しないのだろうか。件の3枚組に含まれるDVDの映像は2ndリリース以前のもの、どちらかってえと見たいのは2nd以降の映像なんですけどね。



#1702 / BATTLE CRY / 1984

★★★★

Omen battle cry (320x320)

デビューアルバムです。時は、北欧メタルやスラッシュメタルという新風がメタル界に吹きぬけた1984年、と考えると随分と昔って感じがするね。今作もB誌レビューに載ってたんだけどね…例の如く辛口評論時代のS氏によってぶった切られておりましたな。だからってこともないけれど、わざわざ低得点のアルバムに手を出す気にはならず、しかもこのジャケだからね、だったら他に聴きたいものがたくさんあるよってな感じでスルーしました。というわけで期待はしてなかったけど、内容はジャケほど悪くない(笑)。曲の展開もリフも、よく比較されるIRON MAIDENよりかなりシンプルだけどね。加えてヴォーカルが独特な男前系ヴォイスだからIRON MAIDEN臭はほぼ気にならず。ベーシストのスティーブ・ハリス度もまだ低めかな。曲がシンプルだから演奏が破綻することもなし。何なら複雑になったぶん、2ndの方がテクニック不足を露呈してしまっているかもしれない。ただそれはそれで(不思議なもんですが)その拙さがいい味になったりしてね。NWOBHMと同様のスピリットを感じられるのは2ndアルバムかなと。



#1984 / NIGHTMARES / 1987

★★★★

Omen nightmares

3rdアルバムの後にリリースされた6曲入りEPです。現行2ndか3rd(リ・イシューの時期によって違うみたいだね)に丸ごとボートラ収録されている音源なので入手し易いよ。アナログのEPをゲットしてまで聴く音源ではないのでボートラは有難い。OMENといえばJ.D.キンボールの男前声が最大の特徴なわけですが、それが聴ける最後の作品となってしまいました。という点で貴重なのかな。純粋な新曲は2曲だけ。あとはこれまでの3枚からそれぞれ1曲ずつ、あとはAC/DCの“Whole Lotta Rosie”のカバー(ライブ音源)なので、まあ4thアルバムへの布石という感じだったんだろうね。タイトルチューンを聴く限り、これまでになくカッチリしており(NWOBHMバンドのようなB級感が魅力なんだけどね、プロデューサーに指導されたか!?)期待は膨らんだのだが…結局聴かず終い。加入した2代目シンガーは何とコバーン・ファー。1枚で抜けちゃいますが、この後ANNIHILATORの2nd「Never, Neverland」でいい仕事をしますな。コバーン・ファーは気になるから4thもいずれ聴いてみたい。



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