NITRO
NITRO(US/米)
#364 / O.F.R. / 1989
★★★★
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当時、瞬間的に世界最速ギタリストだったと思われるマイケル・アンジェロ率いるバンドの2ndアルバムです。タイトル「OUT-FUCKING-RAGEOUS」はとんでもなく激烈という意味。カテゴリーはグラムメタルということになってるけれど、曲芸ギターがウリの不思議系メタルだね。ギターキッズなら見たであろうオープニング曲のPVでは、ネックが4本の変形ギターを弾いている。ギター同様に、一線を越えた(笑)ハイトーンを駆使するシンガー、ジム・ジレットも、連獅子みたなヴィジュアルも含めインパクトは絶大だ。キング・ダイアモンドが酔っ払ってハジけてる感じかな。その高すぎる声でガラスを割ったとの逸話があり、PVにも同様のシーンが挟み込まれている。ちなみにジャレットの奥様はリタ・フォード(RUNAWAYS)なのね。リタのアルバムに参加しているか調べてみたら、どうやら2009年作品に参加してるみたい。リタよりキーが高そうだから何やら面白いことになっていそうだが未聴。さてニトロ(ナイトロ)ですが、いずれにせよ衝撃(笑劇?)度はかなりのモノなので一見の価値ありです。長らくカセットテープしか持っていなかったのですが(筆跡からして間違いなく同級生T.T.に録ってもらったモノ)その後CDをゲット。しかし!音質がチープでビックリする。ベースの音が小さいのかな。おかげでキワモノ感が増幅しちゃってるかも。まあ何曲か聴いてるうちに忘れちゃうけどね、いい音で聴いたらかなりイケてると思う。リマスター希望案件です。バンドは93年に解散、2016年に再結成したらしい。