MARC BONILLA
MARC BONILLA(US/米)
#1591 / AMERICAN MATADOR / 1993
★★★★
ロニー・モントローズが一枚噛んでいるアメリカ人ギタリストの2ndアルバムです。ロニーはデビュー・アルバムに引き続き今回もゲスト参戦(スライド・ギター)しております。マタドールだけにフラメンコ系と思いきや、タイトルチューンこそ雰囲気はありますが、概ね普通のハードロック・リフが多く、聴きやすいといえば聴きやすいし飽きるといえば飽きるタイプ。その防止策ではなかろうが(笑)カバー曲がいいアクセントに。まずは4曲目に登場するPROCOL HARUMの“A Whiter Shade of Pale/青い影”でございます。歌っているのがグレン・ヒューズとなれば文句のつけようがないわけですよ。ヒューズのロックシンガーとしてのポテンシャルが100パーセント発揮されているとは思いませんが、貫禄で捻じ伏せます。選曲はベタだけどレジェンド級が懐メロを歌っているだけで有難い気持ちになるね。もう1曲は終盤に配置された超名曲でありこれまたカバーの定番、御存知BEATLESの“I Am the Walrus”(インスト)ですが、モントローズがスライドギターで参加しているのがこの曲。ラストに収録されている“青い影”のインストver.は要らなかったかな。コレきっかけでしょうが、後々もグレン・ヒューズ、更にはキース・エマーソンと行動を共にしている模様。