Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

MANOWAR

MANOWAR(US/米)

#68 / SIGN OF THE HAMMER / 1984

★★★★★

Manowar (320x315)

Death to False Metal「偽メタル(グラムロックやヘアメタルを指す)に死を」が合言葉のUS漢メタルバンドです。ヘイル!漢メタルと申しましても、ドイツのACCEPTなんかとは違います。中心人物でもあるベースのジョーイ・ディマイオの生き様なんですね。立ち上げメンバーのロス・ザ・ボス(G)もかな。それをバンドのキャラクターにしたのでしょう。ディマイオのベースギターがウリになっているバンドですが、最も強力なのはシンガーのエリック・マッチョ(笑)・アダムスです。とにかく凄いの一言に尽きる。世界No.1パワーヴォーカリストでしょうね。声も凄けりゃ体格も凄い。まさにアメ車、排気量からして違うって感じです。その分厚い胸板から繰り出されるスシャウト&スクリーム、血涙振り絞るってのはコレでしょうね。どのアルバムでもエリックの歌唱を堪能できますが、やっぱりこの4thがイチオシでしょうか。アルバムのタイトルはMANOWARのポージングのことでね、右拳を握りしめ、右手首を左手で掴み、頭上に掲げるというもの。メンバーはもちろんのこと、ファンの皆様にもお馴染み、それがやりたくてライヴに足を運んでるフシがある。これに関してはぜひDVDで確認してほしい。ライブCDを買うくらいなら、ライブ映像の方が断然いい。マノウォーに限っては間違いないです。さて今作で聴いていただきたいのは特にB面です。サビメロが力強いタイトルチューン、エリックの喉が完全開放される”The Oath/死戦士宣言”、ディマイオのインスト”Thunderpick”、そして大トリは、ガイアナ人民寺院の悲劇を歌った”Guyana/ガイアナ(呪われた信者たち)。A面だと、劇的な展開のエンディングにロングスクリーム(エリック砲)が放たれる”Thor(The Powerhead)/獣神トール”が特に素晴らしい。



#347 / FIGHTING THE WORLD / 1987

★★★★★

Manowar fighting the world (320x320)

マノウォーのレコードは1stとコレしか買わなかった。
あとは貸しレコード屋のお世話になったんだよ。
安っぽい「地獄の軍団」的なジャケ(実は名のあるアーチストの作品らしいが…)にそそられ買って正解。というかマノウォーにハズレはないんだけどね。
“Carry on”はマノウォーらしからぬ変化球でビックリしたけどグッド。
Black Wind, Fire and Steel♪







#510 / THE TRIUMPH OF STEEL / 1992

★★★★★

Manowar the triumph of stee (320x315)

初代パジェロを買った時(現パジェロもそうだけど)カーステレオに30万くらいつぎ込んだ。パジェロのボディは頑丈な造りで音響に優れているとかで(確か雑誌に書いてあった)パワーアンプは必要なかろうということになり、浮いた金額でメインユニットを上位機種に。また、それを活かすためにスピーカーを交換し、絶対必要なウーファーも導入。で何が言いたいかというと…そのシステムで初めて聴いたのがこのアルバムだったってことなのさ。組曲風の長編にビビりましたが、それ以外は漢メタル全開でグレイト!逞しい楽曲のオンパレードでした。ギタリストが替わってもエリック・アダムスとジョーイ・ディマイオ閣下が居れば問題なし。



#643 / HAIL TO ENGLAND / 1984

★★★★

Manowar hail to england (320x320)

4月4日にドラマーのスコット・コロンバスが亡くなっていたそうです。2008年にすでに脱退していたとか。ご冥福を祈りつつ…閣下の辞書に偽物メタルは存在しないから何を聴いてもまず間違いないけど今回はとりあえず3rdにしてみたぞ。毎度のことながら残念に思うのはギターの音。申し訳ないがどのアルバムを聴いても感じてしまうんだね。もうちょいファットなサウンドじゃダメなのでしょうか?閣下はこういうギターサウンドがお好きなのでしょうか?ヴォーカルとベースのバンドだからほとんど気にしてないとか?ビッグネームのギター参戦を望みます。どんなに凄いのが来たってお二人のパワーには勝てませんから大丈夫ですって!ザック・ワイルドあたりが入ったらうれしいけど。少なくとも風貌だけはバンドにピッタリ!?



#703 / BATTLE HYMNS MMXI / 2010

★★★★

Manowar battle hymns mmxi (320x320)

82年リリースのデビューアルバムの再録音盤。MMXIは2011年ヴァージョンという意味らしいです。ローマ数字でミレニアム2回分+11年。ギター以外はオリジナルメンバー(ドラムもスコット・コロンバス以前の人)なんだよね。惜しいな~。やっぱりギターはロス・ザ・ボスじゃないとダメっしょ。DARK AVENGERのナレーションはオーソン・ウェルズということで当時話題でしたが何しろ故人ゆえ、今回はホラー映画で名を馳せたクリストファー・リーに白羽の矢が。英語のイントネーションはイマイチわからないけどずいぶん変えてきたね。イギリス英語ではないと思うけど…。ドラキュラ伯爵風になっているのでしょうか?それともサルマン「ロード・オブ・ザ・リング」風か!?エリックのヴォーカルはその後強化された筋肉に比例して(笑)良くも悪くも声質の重量感が増してるね。



#860 / INTO GLORY RIDE / 1983

★★★★

Manowar into glory ride (319x320)

ドラムがスコット・コロンバスに交代した2ndアルバム。このまま6thアルバムまで突っ走ることになるラインナップの完成であります。全体的に長めの曲が増えました。コンパクトに纏めようなんて気はさらさらないらしい。というかマノウォーの真骨頂は7分前後の曲でこそ発揮されるということはその後の歴史が証明しているわけですよ。バンドサウンドが軽めに聞こえてしまうのは閣下の硬めのベースの音のせいだろうか?ボスのギターのせいだろうか?基本的なプロダクションのせいだろうか?そんなのは些細なことと言わんばかりに、エリックのストロング&ワイルドな熱唱は今回も轟くのでありました。





#1904 / HELL ON WHEELS / 1997

★★★★

Manowar hell on wheels

ファースト・ライブ・アルバム。2枚組2時間。LOUDER THAN HELLツアー時、ヨーロッパと南米で録音されたものを厳選した結果、なんと全曲収録場所が異なるそうです。これまでリリースしたアルバムは8枚あるから、ある意味選びたい放題だが…逆に困ったりしてね。1st「BATTLE HYMNS」から2曲、2nd「INTO GLORY RIDE」からは無し。3rd「HAIL TO ENGLAND」から4曲、4th「SIGN OF THE HAMMER」から2曲、5th「FIGHTING THE WORLD」から3曲、6th「KINGS OF METAL」から3曲、7th「THE TRIUMPH OF STEEL」から2曲、8th「LOUDER THAN HELL」から5曲。これにライブの定番と思しきピアノ曲と、オーディエンスの声を編集したトラックを合わせて全23曲収録。やはりバンドの特徴としてファンの熱量が半端ない。MANOWAR教の信者だな。大音量を誇るライブバンドの演奏に負けず劣らずといったところ。「サイン・オブ・ザ・ハンマー」という両手を掲げるポージングが目に浮かぶ。というか、そのあたりは是非DVDで鑑賞してくださいませ。ところで、このライブ盤で完結じゃあございませんよ。99年にライブ盤の第2弾(これまた2枚組)がリリースされるんだな。2作続けてライブ盤、しかも計4枚、誰も考えないでしょ。



#1905 / HELL ON STAGE LIVE / 1999

★★★★

Manowar hell on stage live

2作連続のライブ盤がコレ。収録時間は1時間40分弱。98年のHELL ON STAGE WORLD TOURより。前作収録曲との被りなしの全16曲。今回のライブ盤企画、つまり2枚組+2枚組=4枚組だったわけです。2枚組のライブ盤を続けてリリースするとは、さすがです。今回の内訳は…1st「BATTLE HYMNS」から3曲、2nd「INTO GLORY RIDE」からも3曲。4th「SIGN OF THE HAMMER」から1曲。6th「KINGS OF METAL」から5曲、7th「THE TRIUMPH OF STEEL」から1曲、8th「LOUDER THAN HELL」から2曲となっております。ディマイオ閣下のベースソロ作品2曲("William's Tale"と "Sting of the Bumblebee")を含む。全体的なバランス、エリックの調子等、前作より出来がいいと思う。とりあえずエリックのポテンシャルが凄まじい。スクリームが自由自在に繰り出せる。普通声はもとより、吠え声という技も組み込まれる。最初はSEか何かだと思っていたものが、実は声でした。とにかくエリックのパフォーマンスには圧倒される。加えてあの体躯。まさにメタル・ウォリアー。ディマイオ閣下は4弦ギターを弾くギタリストの如し。魔改造されたリッケンバッカー?はハムサイズのピックアップを4基搭載。時折妙な機械音というか電子音というか、ぶっちゃけノイズを出力したりする。それと竿が明らかに細いよね。ギターの2弦ぶんをネックごと削り取った感じ。ゆえに竿が長く見えるんだけど…実際長いのかな。ギタリストのカール・ローガンは現代風のギターを弾く。ロス・ザ・ボスが昭和のギタリストなら彼は平成のギタリスト。次はアンジェロあたりが弾いたら面白いけどね。接点ないのかな。雰囲気は閣下に似てるから違和感なく見られる気がする。さてライブ音源を楽しんだ後は、映像作品「THE DAY THE EARTH SHOOK」で楽しみたいね。2005年ドイツでのライブ。オーケストラも登場。熱狂するオーディエンス。エリックの進化した吠え声も確認できるし、過去のメンバー、シャンケル&ライノ、ボス&ヘムズィクも登場するこのDVDはおすすめ。



バンド名検索

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional