Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

MADDEN AND HARRIS

MADDEN AND HARRIS(Australia/豪)

#1392 / FOOL'S PARADISE / 1975

★★★★

Madden and Harris (320x320)

基本はフォーク・デュオ(ギターの先生と生徒らしい)という珍しいオージー・プログレです。日本語表記ではメイデン・アンド・ハリスとなっており、これを検索すると予想通りスティーブ・ハリスがヒットします(笑) 500枚自主製作だった唯一作とのこと。歌声だけに耳を傾ければ、ほぼサイモン&ガーファンクルの世界ですが、第三のメンバーによるメロトロンやシンセ、管弦楽器の活躍がプログレ度を上げている。それにしてもメロトロンてのは幻想的でいいよね。アコースティック楽器とも相性がいいし。英国トラッド・フォーク系(女性ヴォーカルのイメージ)のグループは、ほとんどの場合プログレに括るのが憚られますがコレは違うね。大陸的ってのっとは違うが、豪州産ならではの、だだっ広すぎて寂寞とした風景やら、ヴォーカルの声質からは繊細な印象を受ける。この手のグループにはありがちなコメントですが(笑)聴けば聴くほど味わいのある音楽だ。オープニング曲はアート・ガーファンクル+宮﨑駿メロディ(つまり久石譲)といった趣が印象的だ。とても物悲しいです。中盤には「あたりまえ体操」(笑)みたいなファニーな変化球、終盤には少年コーラスで始まる組曲も聴ける。アルバム全体のイメージとして、同国で同年に公開された映画「ピクニックatハンギング・ロック」を想起するのは私だけでしょうか?



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