LANA LANE
LANA LANE(US/米)
#1572 / ECHOES FROM THE GARDEN / 1998
★★★★

炎誌のお墨付きで日本のアヴァロンと契約、日本のファンと共に成長した実力派女性シンガーです。そのヴィジュアルから勝手にハスキー系もしくは絶叫系を期待してしまったが、予想に反してクリアな声が伸びやかなアン・ウィルソン系でした。高音域が子供の声みたいに聴こえるタイプだね。とりあえず上手いからいいけども。縁あってデビュー作から7枚ほど聴いてみました。枚数を重ねる毎にプログレッシブ風味が薄れてきたかなと。多様な音域を強いられるカバーアルバムでの歌いっぷりは良かったと思う。オリジナルアルバムの問題点は曲の出来ということになっちゃうね。各アルバムにいい曲が1つや2つはあるんだけども、全体としては平坦な仕上がりに留まってるかな。バラード系にもうちょい起伏がほしい。そんな数少ない秀曲を録り直した日本企画ミニアルバムがこちら。ゲストを迎えての2000年以降の作品は未聴ですが、それ以前のアルバムに関しては今作があれば個人的には充分かも。