Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

KORPIKLAANI

KORPIKLAANI(Finland/芬蘭)

#1716 / TALES ALONG THIS ROAD / 2006

★★★★

Korpiklaani (320x320)

民族音楽を取り入れたフォーク・メタルの第一人者ということになっているらしいフィニッシュバンドの3rdアルバムです。フォーク・メタルといえばSKYCRADが思い浮かぶ程度ですが、このバンドはヴァイキングメタルでもあるみたい。特徴としては、独特な使用楽器が第一だと思われます。バイオリン、フルート、アコーディオン、そしてフィンランドの民族楽器ヨウヒッコ(ネックのない弓奏楽器)など。フォークってくらいだから電子楽器じゃあないわけね。邦題「世にもコルピな物語」。そして一般公募で選ばれた邦題の数々(「痛快!飲んだくれオヤジ」とか「呑めや、歌えや、夏休み」とか)と、色物扱いは否めないかも。各曲ごとに分かり安いテーマメロがあり、それを軸として進んでいくあたりメロデスとの共通点もある。そのメロが彼の地の民謡らしいが、オリジナルのメロはあるのかな。一聴してまずトム・エンジェルリッパーのビア・ソング・アルバム「アイン・シュナー・ターク」を想起。フィンランドもビールが人気らしい。寒い国だからアルコール度数の高い蒸留酒や、森で採れるフルーツの果実酒なんかも飲まれていると、コルピクラーニのイメージそのまんま。曲の展開はほぼほぼ同じだからね、#4みたいなタイプの曲がもうちょいあるといいね。3枚聴いた限りでは、どれも同じ趣ながら、コレが一番よかったかな。



#2167 / TERVASKANTO / 2007

★★★★

Korpiklaani tervaskanto

4thアルバム「コルピと古の黒き賢者」ですが、今回も変わらぬフォークメタルが展開されています。母国の民謡メロ、フィドル、アコーディオンが肝になる音楽ですね。中心人物はボーカル/ギターのヨンネ・ヤルヴェラで、ヨイクという独特な歌唱方の遣い手。サーミ人の民族音楽を演奏していた前身グループおよび、当時WALTARIに在籍し、後にCHILDREN OF BODOMやSINERGYに加入するギターがゲスト参加した前身バンドにて、ヨイクを披露していたと思われます。コルピクラーニに名義変更したのを機に、民族楽器やサーミ語の使用を止め、同時にヨイクも封印したんですと。ちなみに、UKのポルカメタルバンドFINNTROLLのアルバムにヨンネがゲスト参加しており、そこでヨイクが聴けます。過去に「酒場で格闘ドンジャラホイ」という名作を生み出したお馴染みの面白邦題は、今回も一般公募、皆さん楽しんでらっしゃいますね。今作の邦題/英題を列挙してみると…”朝から飲もうぜ/Let’s Drink”、タイトルチューン、”北風に抱かれて/Icy Wind”、”血塗られた赤ん坊伝説/Bloody Bastard Children”、”森と大地と娘さん/Running with Wolves”、”村が家事!/The Revenge of Liekkio”、”ハートに火をつけろ/Inner Fire”、”熊唱/Bear Hunt Song”、”霧雨の村/Misty Fields”、”神々のコルピ劇場/At the Gates of Vesilahti”、”北の大地のお祭漢/Nordic Feast”(インスト)、以上11曲。邦題のはじけ方はいまひとつでした。



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