Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

JOURNEY

JOURNEY(US/米)

#437 / ESCAPE / 1981

★★★★

Journey escape (320x320)

この時点でもう7枚目のスタジオアルバムだったことにちょっと驚いたりするのは、スティーヴ・ペリー加入後のアルバムしか馴染みがないからなのね。全米No.1アルバム(ダイヤモンドディスク認定:売上枚数1000万枚以上)となった今作の音像から産業ロックに括られちゃったりして。そういえば“Stars”じゃなく“We are the World”に呼ばれたくらいだからね。徐徐に変化をした結果なんだけども、所謂アメリカン・プログレに括られていたバンドです。STYXやBOSTONやKANSASとともに。元々はニール・ショーン(G)のバンドに、4枚目から専任ヴォーカリストとしてスティーブ・ペリーが参加。4th収録の“Wheel in the Sky”は、JOURNEYと言われて真っ先に思い浮かぶ思い出深い曲です。ちなみに4thまでドラマーだったのはエインズレー・ダンバーだよ。そこから着実にヒットを重ね、今作からThe Babysのジョナサン・ケイン(Key)が参加して絶頂期を迎えることになりました。“Don’t Stop Believin’”(全米9位)に“Who’s Crying Now“(4位)にとどめの一発“Open Arms”(2位)を収録。ジャケのバンドロゴもおかしなことになってますが、アルバムタイトルが「E5C4P3」とリート表記になっている。当時としては最先端かも。



#535 / FRONTIERS / 1983

★★★

Journey frontiers (320x320)

「ベスト盤は便利だけど邪道だ」「それぞれの曲がリリースされた時代を感じたい」etc…そんな人は好きな1曲(想い出の1曲)のためにそれが入ってるアルバムを買ってしまおう。経験上、好きな1曲に共通する何か(それが時代?)がアルバム全体にも漂っている例が多いので、後悔はしないと思うよ。と自分に言い聞かせつつ…知名度アップ後のジャーニーの8thです“Separate Ways”収録のコレで1983年にタイムスリップ!当時ジャーニーにはあまり興味がなかった。高校時代の友人(SCORPIONSを録ってくれた彼)がファンだったが、師匠をはじめとするより身近な人間にファンはいなくてね、”Wheel in the Sky”くらいしか知らなかったかも。高校時代に組んでいたバンドでは、鍵盤が入ってる曲はコピー対象にならなかったことも原因の一つかと。聴くようになったのは「ESCAPE」あたりから…というかバカ売れアルバム故、否応なしに耳に届いちゃった感じなんだけども。よってジャーニーのイメージはジョナサン・ケイン加入後の楽曲なのね。



#1184 / INFINITY / 1978

★★★★

Journey infinity (320x318)

75年デビューは結構な古株だ。ANGELあたりと同期になる。初めて聴いたジャーニーの曲はたぶん“Wheel in the Sky”だったね。ラジオだったと思う。いい曲だと思ったよ。後にジャーニー大好き阿藤クンに録音してもらいました。高校1年の春でした。ウリ時代のSCORPIONSを録ってくれた彼ですな。その収録アルバムが…スティーヴ・ペリーが加入しての第1弾にして通算4作目の「インフィニティ」です。一気に売れた作品で、個人的にジャーニーはここからだね。挨拶代わりのオープニング曲“Lights”は変な気負いもなく自然体でいい曲だ。歌メロもいいじゃんか。群を抜いて出来がいいのは“Wheel in the Sky”だから、やっぱA-1に持って来たいところだよね。敢えてB-1に配置した勇気に拍手。前作までリードヴォーカルを担当していたkeyの声は2曲で残留。スティーブのように歌い上げるタイプじゃないから比べるのは可哀相だが、まあ及第点でしょうか。もちろんニール・ショーンも随所で存在感を示してます。ロイ・トーマス・ベイカーがプロデュース。今作を最後にエインズレー・ダンバー(Ds)が脱退してJEFFERSON AIRPLANEに加入します。



#1482 / CAPTURED / 1981

★★★★

Journey captured (320x320)

スティーブ・ペリー加入後からジョナサン・ケイン加入前の初期の名演が聴ける実況録音盤でございます。邦題「ライブ・エナジー」は決して誇張ではない。ディパーチャー・ツアーのデトロイト、モントリオール、東京、各公演の音源。アメリカ公演の一部でジョナサン・ケインのベイビーズが前座を務め、この縁で間もなくジャーニーに加入することになり、次の大ヒット・アルバム「ESCAPE」にてその才能を遺憾なく発揮することになるのでした。初出しが1曲、あとは「INFINITY」「EVOLUTION」「DEPARTURE」からの選曲。80年のライブなので「ESCAPE」以降の曲は無し。しかしそこは抜かりなく、ライブ盤第2弾「GREATEST HITS LIVE」が98年にリリースされております。好み若しくは聴き始めた時期に因るのかもしれませんが、ハードロック寄りの本作がお勧め。レコードは2枚組でしたが、CDゆえ入れ替えたり裏返したりせず(笑)ストレスフリーで通して聴けるのがありがたい。序盤のハイライトは“Line on Fire”とそれに続く“Lights”でしょう。前者はニール・ショーンのソロが印象的な曲ですが、スタジオヴァージョンよりハードでいい。あとは何と言っても怒涛の終盤(アナログ時代のD面)三連弾、“Lovin’ Touchin’ Squeezin’”と“Wheel in the Sky”と“Any Way You Want It”で決まり。最高のエンディング!と思いきや…ラストに“The Party’s Over”という曲があるんだね。出来はともかくスタジオ録音てのはどうだろう!? “お気に召すまま”でライブを締めてこの曲でアルバムを締める「二度締め」的な新しい手法ではあるものの…やっぱ要らなかったと思う。



#1980 / DEPARTURE / 1980

★★★★

Journey departure

スティーヴ・ペリー加入3枚目にして全米8位に昇りつめた大ブレイク前夜祭的6thアルバム。プロデューサーをロイ・トーマス・ベイカーからケヴィン・エルソンにチェンジ、この人は「フロンティアーズ」までジャーニーの黄金時代を支えることになります。オープニング曲の”Anyway You Want It(お気に召すまま)”がスマッシュヒットしただけのことはある出来。他だと個人的には”Line of Fire(バイバイ・スージー)”かな。翌年にリリースされた「ライヴ・エナジー」でも際立ってた曲です。定番のバラード系は、スティーヴ・ペリーの本領発揮ではあるのは認めるけど、後の作品に比べるとまだメロが弱いかも。”Stay Awhile(僕のそばに…)”はいいかな。ニール・ショーンの激しめのプレイは随所に聴くことができる。ペリーとヴォーカルを分け合った曲もあり。ペリーとグレッグ・ローリーのパターンも。しかし、次作からジョナサン・ケインが加入するゆえ、ローリーが参加した最後のアルバムとなりました。前作「エヴォリューション」は進化、今作「ディパーチャー」は出発、次作「エスケイプ」は脱出…主要メンバーが交代した時期の作品だけに意味深ですわな。



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