Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

JACULA

JACULA

#808 / TARDO PEDE IN MAGIAM VERSUS / 1975

★★★★

Jacula tardo pede in magiam versus (320x320)

「つまらない!」と言ってしまうと元も子もない珍盤「サバトの宴」です。こういうのが好物って人も…いるかな?バンド名はヤクラと読みます。デビュー作です。パイプオルガン(フルートやヴァイオリンも)と呪術系女声(モノローグも)を主軸とする特異な音楽を聴くことができますが、ジャケも含め普通の精神状態だとキツイかもね。とにかく危ない空気感に満ち満ちております。Sabbath(サバス)やsabbat(サバト)ってのは、中世ヨーロッパで信じられていた魔女や悪魔主義者の集会なんだって。原題はラテン語ゆえよくわからんが、邦題は的確に中身を表しているといったところ。なんかヤバい集会をやってるんだなと。魔法陣に生贄を捧げて何やら召喚しようとしてるでしょ?例えばサイケロックの国があったとするよね。おそらく両隣にはハードロックの国とプログレの国があるのかな。で、その向こう側にはクラシックの国とかサントラ(映画音楽)の国があるわけ。そして更にその先、山を3つくらい越えた人里離れた所に存在する音楽がコレかな。何となくわかっていただけます?ちなみにmedium担当のメンバーがいるんだけど…medium?「媒介するもの」「仲介者」「霊媒」要するにイタコがメンバー!? モーツァルトのレクイエムみたいなヤツとかヨーロッパ映画の劇伴みたいなヤツ(スキャットが肝心)に妙に嵌ってしまいました。



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