I GIGANTI
I GIGANTI（Italy/伊）
#1062 / TERRA IN BOCCA / 1971
★★★★★
60年代から存在するポップグループの名を借りてプログレ畑のゲストが中心となって作られた異色のアルバムらしいです。ゲストの中にはAREAやLATTE E MIELEの人がいます。これはイイね。個人的には大満足です。歌唱、楽曲ともにプログレ然とはしていないんだけど、少々の変化を交え次々と繰り出されるため飽きずに聴けます。ヴォーカルのクレジットが1人なんだけど、3種類くらい聴こえるよね。物凄い低音ヴォイスもいらっしゃる。モノローグ（語り）も入ります。歌い方がまた語りの延長みたいなんだな。マフィアがテーマなんだって。邦題は「犯罪の唄」。イタリア語ゆえ内容は全く分かりませんが元構成員へのインタビューがコンセプトの軸になってるらしいから、マリオ・プーゾ的なもの？裏切り者といえば「バラキ」を思い出しますが、今回インタビューに答えた人は生き延びたのでしょうか。ディープな内容はさておき、音楽はハードボイルドタッチのフォークロックの様相(笑) 使用楽器はオルガン、ピアノ、メロトロンと正しくプログレのそれなので間違いなし。コレは掘り出し物だと思う。CDだと曲のクレジットはたくさんありますが、A面全部とB面全部それぞれ20分程度の2トラックに纏められてる。何故だ？
