Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

GRIP INC.

GRIP INC.(US/米)

#1419 / POWER OF INNER STRENGTH / 1995

★★★★

Grip Inc

デイヴ・ロンバードの、デイヴ・ロンバードによる、デイヴ・ロンバードのためのバンドです。SLAYER脱退後の作品ということになるわけだが、特にギターリフに関してザクザク感が欠乏している故SLAYERとは一線を画すメタルです。ギターのヴァルデマー・ゾリヒタ(スラッシュ系のプロデュース業でお馴染み)のプレイは…リフは単調ながらファストチューンに於けるソロはケリー・キングに勝る。手癖だと思われるアラビア風音階が御陽気でいい塩梅だ。2008年に亡くなっているヴォーカルは…トム・アラヤに寄せてる感は否めないが、ドラムを目立たすためには丁度いいかも。ベーシストは後にHEATHENに加入したらしい。ドラマーのテクニックとかイマイチわからないけど、やっぱ素直にカッコいいと思う。Wikiによれば、グルーヴ・メタルというカテゴリーらしいよ。結局スラッシュメタルの一派なのかな。なるほど、言い得て妙。



#2075 / NEMESIS / 1997

★★★★

Grip Inc

ネメシスとは、ギリシャ神話で、人間に幸・不幸を配分する女神…広瀬すずだね。デビュー作と同じメンバーで制作された2ndアルバムです。まずはギターのヴァルデマー・ゾリヒタ。お約束のエスニック音階ソロはオープニングチューンで。ヴォーカルのガス・チェンバースは、トム・アラヤみたいな声質及び歌いまわしが相俟って、総じてSLAYERの感触。と思いきや、2曲目(わずか1分28秒)はデイヴ・ムステイン風の歌唱を聴かせるなかなか起用なシンガーなのね。曲が短い故パロディと捉えてもよろしいか?当然ながらデイヴ・ロンバードは縦横無尽に叩きまくる。基本的な作曲はゾリヒタ、味付けはロンバードという役割なのかな。速い曲一辺倒ではなく、楽曲はそれなりにバラエティに富んでいるうえ、概ねコンパクトな仕上がりで小気味いい。したがって全11曲でトータルタイムも38分ほどで昔のLPみたいだ。CDだとミニアルバムに括られる可能性がなくもない尺。ラストの曲は例外的に6分近い荘厳な曲で、コレがジャケの印象に最も近いと感じました。ちょっと飽きてきた頃に大騒ぎしてから再度ゆったりとエンディングに向う流れ。前作とは打って変わってあからさまにSLAYERしているから逆に聴きやすい。オジサンたちにはこちらの路線の方がありがたいです。



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