GRAVE DIGGER
GRAVE DIGGER(Germany/独)
#1689 / THE REAPER / 1993
★★★★
このバンドを最初に知ったのは何だったかな?B誌のおかげで特に初期作品のジャケが刷り込まれているため、余計に曖昧だ。NWOBHMの流れで84年にデビューしており、同郷のRUNNING WILDやHELLOWEENよりもお兄さんだったりする古株でね、個人的に「友&愛」をよく利用してた時期だったりもするから、初期の3枚のいずれかは当時借りたかもしれない。師匠の友だち経由って可能性もあるし、まあアレだね、イマイチ嵌まらなかったということは確かです(笑) 何らかのコンピで聴いた説も有力。86年の4枚目でDIGGERに改名してポップ方向にシフトするも失速、そして翌年解散。今作はそこからの復活第一弾としてリリースされた原点回帰アルバムです。所謂正統派ジャーマン・パワーメタルですね。ギターの音がデカくて実に清々しい。クリス・ボルテンダールのゲロゲロ声は、RAGEのピーヴィー・ワグナー同様にバンドの大きな特徴になってるかな。やってる音楽はそこまで特別じゃないけど、声を聴けばそれとわかるパターン。後にコンセプトアルバムを連発しますけど…この声質には今作のようなストロングスタイルの方が似合うね。