GEORGE BELLAS
GEORGE BELLAS(US/米)
#1613 / TURN OF THE MILLENNIUM / 1997
★★★★
速弾きギタリストブームは完全に収束したと思いきや、シュラプネルのネオクラ最終兵器(何人目?)として登場したジョージ・ベラスのデビュー作。帯タタキにある通りの「超絶テクニックの嵐」的内容です。ドラマーは同レーベル御用達のディーン・カストロノヴォでベースがEDWIN DAREのケビン・チャウンという布陣。せっかくのリズム隊なのに…兎にも角にも音質がネックになっちゃったね。軽くて安い音。まだネオクラに需要があるのか確信がなかったゆえ資金をケチったんでしょうな。凡百のネオクラ作品との差別化が達成されていると思う折角の変拍子がすっかり台無しだ。タイトなサウンドでビシッと決めてなんぼの世界でしょ。変拍子多用の割に曲のバリエーションに乏しいのも弱点でしょうか。結局のところ、サウンドプロダクションの向上もあり次回作がベストという巷の評価でございます。縁あって、この後JOHN WESTのソロアルバムやMOGG/WAYでも彼のプレイを耳にすることとなりました。