GENE SIMMONS
GENE SIMMONS(US/米)
#1987 / GENE SIMMONS / 1978
★★★★
キッスのメンバー全員が同時にソロアルバムをリリースしたとき、FMで数曲ずつオンエアされたものを録音しました。その時に一番いいと思ったのがジーン・シモンズの”レディオアクティブ”だったのね。だからといってアルバム購入には至らず、たまたま中古盤で縁があったポール・スタンレーしかフルで聴いていなかった。で今回やっとジーン・シモンズでございます。オープニング曲の”Radioactive”とエンディング曲”When You Wish upon a Star”は素晴らしい。個人的にはこの2曲に、ゲスト女声コーラスが活躍する数曲が挟まっていれば満足。実はジーンが好きそうなフォーキーな曲もいいけど。”レディオ…”は想い出も手伝って文句なし。導入部のホラー映画風味がコウモリの化身であるジーンらしくていいね。ジーンもこの曲に全集中という感じ。今では考えられない豪華なゲストミュージシャンが参加してますが、この曲でギターを弾いてるのはジョー・ペリー(KISSとAEROSMITH二大巨頭のコラボ)、ボブ・シーガー(バッキングヴォーカル)、ジャニス・イアン(イントロダクションの不穏な女声スキャット)が参加している。その他有名どころを列挙してみると…リック・ニールセン、ヘレン・レディ、ドナ・サマー、シェール(”Living in Sin”の電話の声)などなど。エンディングはご存知「星に願いを」のカバー。ピノキオの主題歌ですね。クリスマスソングとして有名かも。これまで数多のアーチストがカバーしています。ジェイソン・ベッカーも!