Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

FUSION ORCHESTRA

FUSION ORCHESTRA(UK/英)

#312 / SKELETON IN ARMOUR / 1973

★★★★★

Fusion Orchestra skeleton in armour

伊藤正則コレクションの1枚。ところが、コレが1stにしてラスト、つまり唯一のアルバムなんですね。フルートなんぞも入っており、プログレと言えなくもないタイプの、革新的なハードロックを演っています。イントロ、アウトロが設けられているし、12分弱の”Zのソナタ”、8分半強の”ガスはつけっぱなし?”、再度12分弱の”Talk to the Man in the Sky”など長尺な曲が多いあたりはプログレバンドの常套手段ですよね。何ならアートワークもプログレチック。16世紀の版画家による「The Dance of Death」という作品だそうです。バンド名はフュージョン・オーケストラですが、お馴染みのフュージョンでもありません。どちらかといえばジャジーな展開が多いのが特長。なので、フュージョンが本来意味するところの「融合」音楽ということでしょう。何と何が融合しているのか、聴いて確かめるしかないかな。曲の構成はしっかりしているものの、上手いのかどうかも疑わしいバタバタしたドラムや、ブリブリしたベースなど、総じてゴチャついたところが実に魅力的。タイトルチューンで登場する美しいツインリードも印象的でした。そして女性ヴォーカルのジル・サワード(フルートと鍵盤も担当)がとにかくカッコいいです。後に“シャカタク”に参加する人らしいですが、煮え切らないメロが歌われると、ドーピングしたアネット・ピーコックみたい(笑) ブリティッシュロックの隠れ名盤と言っておきましょう。



バンド名検索

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional