FINCH
FINCH(Netherland/蘭)
#817 / GALLEONS OF PASSION / FINCH
★★★★
ダッチプログレ代表インストグループの3rdにしてラストアルバムです。黄金期以降の様々なジャンルを経験後のこの時期を象徴するプログレという気がしますな。プリズム的な1曲目は和田アキラ先輩を想起させる音楽性。フュージョン系ギタリスト丸出しでテクニカルに弾きまくってます。前半の怪しげなパートを引き継ぐファンキーベースが主役の珍しい2曲目もエキサイティングでグッド!続く3曲目はキャメル的要素が感じられ…とまあ短めの収録時間も手伝って飽きずに聴けるのです。結局何が一番近いのかと問われれば、オーストラリアのSEBASTIAN HARDIEだと思います。※セバスチャン・ハーディが比較対象にちょいちょい登場するってことは…これはもうひとつの立派なジャンルと言えるかも。てなわけで、今後プログレの簡易分類は…KING CRIMSON+PINK FLOYD+YES+EL&P+GENESISの5大バンドに加えてCAMEL+RENAISSANCE+Canterbury+Italian+Aussieで10本柱だな、うん。