Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

FALCONER

FALCONER(Sweden/瑞典)

#868 / NORTHWIND / 2006

★★★★

Falconer northwind (320x320)

ヴァイキングメタルとは違うらしいけど、まあフォークメタルでも民謡メタルでも何とでも呼べばいい。この手のバンド、思った以上にたくさんいるんだけどね、前回紹介したCOHEED AND CAMBRIAのジャケと似たようなのがあったよな~という理由でこの5thになりました。1枚くらい聴いておきたいバンドかもね。巷ではデビュー当時のアルバムの人気が高いみたいだけど、本作でもいいと思います。一番の特徴は男前ヴォイスのヴォーカルでしょう。北欧風味溢れる歌メロがいいです。シンガーは一時脱退してミュージカルなんか経てからの復帰みたいだね。それを知るとなるほど、シアトリカルな仕上がりと言えなくもない。勇壮な歌メロであっても、男前声がマイルドなもんだから不思議な感覚なんだな。ファストチューンでも歌が入ってくると曲の激しさが後退する。いや悪い意味じゃなくてね。もう一つの特徴としては、この手のバンドにしてはギターが目立つところ。流麗にしてメロディアスなギターソロはしっかり主張しています。同じ北欧と言えどもENSIFERUM等のフィンランド勢とはやっぱ違う気がする。



#1887 / AMONG BEGGERS AND THIEVES / 2008

★★★★

Falconer among beggars and thieves

前作が結構ツボで、続けて買ってみた6thアルバムです。前作はオリジナル・ヴォーカル復帰作であり、その歌唱を中心に据えた曲作りに徹した印象で、楽曲もコンパクトに仕上がっていた気がする。今回は楽曲構成にも注力して、初期の激しさも取り戻し、個人的には前作を上回る出来だと思います。ずっと聴いてるとクセになる男前ヴォイスは、古い映画の主題歌みたいな雰囲気がある。クセたっぷりのメロはもちろん健在。疾走曲であってもタダでは終わらず、勇壮なクセメロやフルート等のアコースティック楽器を活かした静のバートが自然な形で織り込まれている。母国語のトラッド曲も抜かりなく、北欧風味が満載でハズレ無しといったところ。もちろん女声ヴォーカルとの掛け合いもございます。つまり今回も全部ある!この後のアルバムは未聴なれど、おそらくは前作および今作あたりがバンドの全盛期と思われます。好みの問題だから1stが最高って人も多いハズ。鍵になるのは、パワメタ度の塩梅。「NORTHWIND」はソフトすぎると感じた人も、今作は納得して頂けるのではないかと。



#1971 / FALCONER / 2001

★★★★

画像の説明

巷間好評なデビュー作なので5thの後に買ってみた。冒頭からパワーメタル然とした曲が連発するので「おや?」と少々戸惑う。この点に於いてまず好みが分かれると思われます。MITHOTYNは未聴ですが、その流れを汲んでいるという事なのかね。4曲目”A Quest for the Crown”でやっとクセメロが炸裂。コレがハイライトだと思う。続く”Mindtraveller”も凝ったヴォーカルラインが聴けるから良いとして、やっぱ基本ミッドテンポの中に速いパートやら静のバートやらが挟まるスタイルがいいね。8分近い#8はさすがに起伏に富んだ構成なんだけども、ちょっとメロが弱いかな。今作は総じてストレートなパワメタ曲が多いという印象。ラストは母国語で雰囲気たっぷりに終わりますが。おそらく民謡ですよね。女声も加わったりして…こういうのは好きだぞ。個人的には#4みたいなのがあと2~3曲あったら良かった。ところで、ファルコナーってのはファルコン遣いのことなのかい?鷹匠的な!? 本来の意味は「鷹狩り」らしいけどジャケがね。余談ですが…鷹はhawkで隼はfalcon。実は似て非なるものだということが判明したらしい。以前ハヤブサは「タカ目ハヤブサ科」だったのが、現在では「ハヤブサ目ハヤブサ科」に訂正されている。遺伝子的にはタカよりインコに近いとか。確かに…目を見て納得。



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