Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

ETHOS

ETHOS(US/米)

#281 / ARDOUR / 1975

★★★★

Ethos audour

短命に終わってしまったゆえ知名度はイマイチですが、KANSASらと並ぶUSプログレの草分け的バンドのデビュー作「熱情(アーダー)」です。ただし所謂アメリカンプログレにあらず、正統派UKプログレを演っているのがポイントで、知らずに聴けばアメリカのバンドとは気付かない。イマイチ話題にならなかったのはそのせいかもね。ダブルキーボード体制(ピアノ、モーグ・シンセサイザー、オルガン、メロトロン、チェンバリン、クラヴィネットなど)で、ダブルネックギター、マンドリン等を駆使し、正統派といえども風変わりで楽しく聴くことができました。ベース(リッケンバッカーじゃなくアレンビックかな?)とギターの絡みがYES的であったり、メロトロンを使ったフォーキーな味わいはKING CRIMSON的でもある。75年当時のプログレよりも3~5年くらい古いタイプのプログレだから、サイケロックが垣間見えればPINK FLOYDが想起されるし、雑多な雰囲気はOSANNAみたいだと思う。UKプログレの焼き直しではなく、リスペクトと捉えたいね。ジャケを含め、プログレの隠れ名盤でしょう。「伊藤正則コレクション」に含まれていました。予備知識なしで同シリーズを何枚か買い、大当たりだったのがコレ。もし正則云々が介在せずともジャケ買いしたでしょうが。ジャケ買いで思い出されるのが「新星堂」。月1ペースで通っていた輸入盤(もちろんレコード)コーナーに、毎度知らない盤が増えてるわけよ。でも情報はB誌くらいしかない。今みたいにネットで検索なんてできなかったからね。だから…まずそそられるジャケに手を伸ばす。でも収録時間が短いと買わない。当時のLPは収録時間30分そこそこなんてザラだったよ。そんな中、長尺の曲が収録されていれば「プログレか?」なんて具合でね。それなりに吟味して2~3枚買って帰るわけ。ターンテーブルに乗せ針を落とす瞬間はドキドキでしたな。決して勝率の高くないジャケ買いですが、当たった時の喜びは格別だからね、たまにはいいかもしれない。



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