Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

BOW WOW

BOW WOW(JPN)

#10 / SIGNAL FIRE / 1977

★★★★★★★★

Bowwow Signal Fire (320x320)

野球部を引退後の中3の夏だったかな、同級生のT君の影響もあり通販で小ぶりのフォークギター(たしかアグネスってメーカーでした)を買ったのだが、これがロクにチューニングもできないような代物で、しばらくしてからT君のお兄ちゃん経由で中古のYAMAHA FG-201を1万円くらいで手に入れた。だから高校に入ったらフォークソングをやるつもりだったのね。井上陽水とか。順調にフォーク部(実際にはバンドが多かった)に入りかけたよ。ところが、校庭の隅にある戸建ての部室の居心地があまりにもいいって理由で演劇部に入ってしまった(笑) それはそれで3年間続けたんだけど、同時に師匠(GOトシアキだったかも)から誘われてロック愛好会所属バンドのヴォーカルをやることになって、それがBOWWOWのコピーだったってわけ。師匠から日立のカセットテープを貰ったよね。これがバンド活動の原点なのさ。その間フォークも少しやったよ。別のT君とアリスのコピー(笑) やがて喫煙騒動でロック愛好会は消滅し発表する場も失ったが、よほど熱心だったのかシンプルに暇だったのか、田中楽器という防音設備も怪しい安スタジオでよく練習してました。月額数千円で使い放題だったから助かったな。地元バンドの突然段ボールに遭遇したこともあった。高2の秋、BOW WOWのコピーで本庄市民音楽祭出演。3rdアルバムから「ザ・クラウン」、2ndから「シルバー・ライトニング」、1stから「ジェームズの小箱」のコピーを披露させて頂きました。校内で発表する機会がなかったから、それが練習の集大成だったね。ステージ衣装ってことでA君に紫のチャイナ服を借りたのも懐かしい。残念ながら音源は残っておらず、数枚の写真があるのだけなんだね。ちなみに翌年の同音楽祭ではSCORPIONSの“アナザー・ピース・オブ・ミート”とJUDAS PRIESTの“スターブレイカーとUFOの”ロック・ボトム“を演奏しましたな。前置きが長くなりましたが、とにかくBOW WOWはメンバー全員のお気に入りであり、V時代になっても追いかけ続けたスペシャルなバンドだってコト。中でも初期作品には並々ならぬ思い入れがあるわけです。で1枚推すならコレでしょうね。恭司先輩のギターは元気溌剌でキレッキレだよ。曲もいい。和テイストが絶妙なんだな。オープニングの”Prelude~天国行超特急”は文句なしの名曲ですね。ツインリードが難しかったな~。タイトル曲もインストの名曲だと断言します。中学時代ヤングジョッキーで初めて耳にした時はPRISMの“Love Me”同様に衝撃的だった。同じくヤングジョッキーで初めて聴いた“エレクトリック・パワー・アップ”もまた名曲。日本語詞のハードロックとしては画期的だったね。ギターがまたカッティングからソロから全てがスリリングで凄いのよ。師匠の中では評価が低いかもしれない“テル・ミー・テル・ミー”も好きだわ~。ツインギターが美しいラストの名バラード“Still”はコピーしたよね。“Just One More Night”や“Silver Lightning”もコピーした。“Rock’n Roll Drive”もやったかな。“Rainbow of Sabbath”はフランジャーがかかったヴォーカルが斬新でしたね。RAINBOWと(BLACK)SABBATHかよ!? って突っ込みが定番だったね。以上、コピーしたゆえ聴いた回数もハンパないけどね、とにかく全部いい!ぜひとも棺桶に入れてほしい1枚です。



#80 / 吠えろ!BOW WOW / 1976

★★★★★★★★

Bowwow 吠えろ (320x320)

バンド活動の原点がもう1枚。コピーしたから当然なんだけども、名盤2nd「SIGNAL FIRE」とともに聴き倒した1stアルバムです。個人的な想い出を抜きにしても、今作は当時のジャパメタ革命でした。いやジャパメタなんて言葉もなかったけど。ただ“Hearts on Fire”もヤングジョッキーで聴いていたはずなのに、記憶に残っているのは何故か“Electric Power Up”や“Signal Fire”(ハードロックベスト20の第3位)という2nd収録曲だったりする。まあそのあたりは誤差の範囲内として、1st、2ndともにフルで聴いたのは高校に入学してからだったのね。師匠からバンドに誘われた時にはすでにBOW WOWを数曲コピーしていて、加入と同時に音源を渡され、さらに曲数を増やしたのかな。今作からだと“ジェームズの小箱/James in My Casket”で、これはもう何回聴いたことやらって感じ。大学でも演った(自分はコピーする必要がないから楽できると思って必死にプレゼンしたさ)からね。個人的には”Brown House”が好きで推してみたけれど(1度くらいは軽く合わせてみたのかな)ノリがイマイチってことでボツになったのだと思う。あとは”Foxy Lady”や”Volume on”、”Withered Sun”もコピーした気がするな~。今思えば日本語詞の曲がボツになりがちだったかも。”Hearts on Fire”は間違いなく演りました。ツインリードの片方を師匠にコピーしてもらったまでは良かったが、なかなか上手く弾けなくてね、バンドのレパートリーとするまでには至らず。”ジェームズ…”とタメを張るくらいに演ったのが”バウワウのテーマ”です。コレは本家のライブでも欠かせない曲だったし、コピーも容易だったから…と言いつつ♪Oh Yeah♪のちょっとしたハモりに苦戦した想い出がある。そこだけライブバージョンに差し替えたよね。よくよく聴いてみるとスタジオVer.には主旋律らしきメロがない、ハモりパートの二声のみなのよ。まあどうでもいい話だね。高校時代は諸事情により学校で活動できなくなって、田中楽器さんの狭いスタジオ(音は外にダダ漏れで隣はお寺)に入り浸る毎日でした。月2,000円くらいで会員になれば、他に予約が無い限り自由に使えたんだよ。とにかく狭くてドラムの音がうるさかったけど貧乏高校生にはありがたかった。練習後には文映入口のどさん娘で塩バターにニンニクを投入して食べるのが定番でした。口臭などお構いなしだったさ。



#93 / CHARGE / 1977

★★★★★★★

Bowwow チャージ (320x320)

再結成BOW WOWのライブDVDが「SUPER LIVE20××」というタイトルでほぼ毎年出ていた時期(2004年~2011年)がある。新譜が出たタイミングであればセットリストに入るという程度の変化はあれど、ほぼほぼ懐メロ大会という印象。これを盆と正月とGWのバンドミーティング(飲み会)で観たりすると、1st~3rdからの選曲に「おー、懐かし~!」と大いに盛り上がる。4th「GUARANTEE」でのあからさまな路線変更にずっこけた(それはそれで楽しんでたけど)我々としては、この3rdまでがコピー対象としてのBOW WOWでした。大学時代には別バンドで「GLORIOUS ROAD」「ASIAN VOLCANO」「WARNING FROM STARDUST」からコピーしたけどね、前出ミーティングに参加するのは高校時代のバンド、ギリ高3でリリースされたのが「GLORIOUS ROAD」だから、コピー対象は実質3rdまでということになるわけ。今作からは”The Clown”(近田春夫が司会を務めた伝説の音楽番組「ロックおもしロック」のテーマ曲…からの和田アキラのグレコGO CMという一連の流れ)と”Fallen Leaves”と”Behind the Mask”をコピーしました。”Jet Jive”はあまり上手くいかなくて持ちネタにはならなかった曲。実はこの3rdを聴いた時点で変化は感じておりました。キンさんの曲”Must Say Sdieu”とか、光浩パイセンの曲”Blue Eyed Lady”とかが入ってたから。ともに作詞・作曲・リードヴォーカルを担当している。ちなみに新美先生の作品が名曲”The Clown”なんだよ。あと”Rock and Roll Kid”も。さすがに歌ってるのは恭司先輩。最初の3枚からはずいぶんとコピーさせて頂きました。半音下げのチューニングがすっかり体に染みつくくらい!この半音下げから脱却するのは高3。SCORPIONSJUDAS PRIEST、UFOをコピーすることになってからでした。



#370 / GUARANTEE / 1978

★★★★★

Bowwow guarantee (317x320)

大きく方向転換した問題作。ヒット曲を作りたかったんだと思う。光浩先輩をメインヴォーカルにしてみた。歌謡ロックみたいになった。「ジーパンのポケットに顔を突っ込み~♪」(コレは師匠しか笑わない)でも何回か聴くうちに結構クセになっちゃうわけよ。これはこれでいいんじゃないか、と。
GUARANTEE TOURでBOW WOWが前橋に来た。確か高1だったはずだが…どういう経緯かは記憶にないけれどライブのアルバイトが回ってきたんだね。機材運びと警備的な。ダミーのアンプやら何やら運んだのはどうでもいいとして、運がいいことにギターも運んだのさ。誰のギターだったのか定かではないが、運んだ先が楽屋で生BOW WOWに会えたのさ。感動したよね。師匠も一緒だったんだけど、より近距離で恭司先輩たちを見たはずだ。LIVE中はステージに背を向けて押し寄せるファンを最前線でブロックしてたはずなんだけど、警備そっちのけで結構見てた気もする。30年前だもんね。BOW WOW兄貴も我々も若かったよね。



#426 / SUPER LIVE / 1978

★★★★★

Bowwow super live (320x320)

ビデオやDVDが無かった時代のライブ盤は貴重だった。
これはもう青春そのものなのだ。
ライブでしか聴けない曲もあるし…
“Summertime blues”で締めくくってたんだよな~。
代表曲もバッチリ押さえてます。
再結成BOW WOWのSUPER LIVE DVDはコンスタントにリリースされていて条件反射のように購入している。で正月かGWかお盆のミーティング?で鑑賞会というパターンだ。来年の正月には「SUPER LIVE 2009」で盛り上がりましょう。







#545 / GLORIOUS ROAD / 1980

★★★★★

Bowwow glorious road (320x320)

個人的にBの歴史を…元気溌剌絶好調期の1st~3rdと売れたい願望丸出しの4th~6thと原点回帰の7th~9th…に大雑把に分類してるわけよ。
コレは銀星団的要素も散見できる歌謡路線の5thなんだけど“夜になっても遊び続けろ”や“負け犬になるのなら”や“欲しいのはお前だけ”など痛々しい?タイトル目白押し。その一方で“Search Light”や“Glorious Road”でガス抜き(ストレス発散)することで結果的に絶妙なバランスになっちゃいましたみたいな。結局好きだよね。
前作同様、1曲を除きメインヴォーカルは光浩先輩。次作からはハスキーヴォイスを手に入れた恭司先輩がメインヴォーカルに復帰。





#650 / ASIAN VOLCANO / 1982

★★★★★

Bow Wow asian volcano (320x320)

迷走を終え「HARD DOG」で原点回帰。ワイルドな声を目指して~の8th。ウォッカ飲んで大声出して喉を潰してみたりしたのかな。VOW WOWに移行するんだったら必要なかったね。
“In My Image”と“Don’t Cry Baby(Vo光浩先輩)”は大学時代にコピーしただけに特に思い出深いです。レコードもCDも持ってますよ。
次回はロンドンレコーディングの「WARNING FROM STARDUST」をご紹介します。









#699 / WARNING FROM STARDUST / 1982

★★★★★

Bow Wow warning from stardust (320x320)

やっぱり大学時代にコピーした作品だから特別だね。“You’re Mine”と“Clean Machine”と“20th Century Child”と“Warning from Stardust(星屑からの警告)”の4曲だったな。結果的に最後のスタジオアルバムになるこの9thはロンドン・レコーディング効果で音質が確かに変わったけどその点に関しては可もなく不可もなく…それよりも海外進出のきっかけを作ってそれが第1期解散に繋がったと考えるとロンドンで録る必要なかったねと思ってしまう。強力布陣のVで再度世界に殴り込みをかける姿もかっこ良かったけどね。「日本のBOW WOW」のまま続けてほしかった。そしたらもっとコピーできたし(笑)



#885 / TELEPHONE / 1980

★★★★

Bow Wow telephone (320x314)

売れ線を狙った時期の1枚。ハードなのかポップなのか…ファニーなギターソロが印象的で嫌いじゃないが微妙な曲が目白押しだ。売れねえよコレじゃ。BOW WOW臭がプンプンだもの、BOW WOWファンしか買いません。プロデュースしたのがアリスの矢沢透ってのも微妙だよね。ウチの紙ジャケ盤にはシングル「Rainy Train/Last Song」がボートラで入ってるんだけど、売れ線狙いの究極形がコレだね。やるだけやってあきらめがついたというか、自分たちのやるべきことがハッキリしたようだね。「ヴォーカルが自分じゃなければもっと売れたかもしれない。」という光浩先輩のインタビューを読んだ。そんなことが言える歳になったんだねと思う一方で涙を禁じ得ないとても切ないコメントだった。自覚症状あったんだね(笑) まあ更なる成功を収めた余裕があればこその発言でしょうが。今思えばARBに参加したのは正解だった。そもそもBOW WOWのハードロック路線よりARBのロックンロール路線の方が好きなハズだもの。このアルバムでコピーした曲は無いし、聴いた回数は少ないアルバムかもしれません。それでも凡百のバンドにくらべれば聴いたかな~。レコードは買わなかったからカセットテープだったね。たしかロンリ(高校時代のベース)から借りてダビングしたと思う。



#1010 / HARD DOG / 1981

★★★★★

Bow Wow hard dog (320x320)

デビューからの3作品がオレたち(師匠もトグソも)のバウワウ。たくさんコピーしたからね。忠実に半音下げチューニングで完コピしてたから他のバンドのコピーを混ぜちゃうとめんどくさいんだね。高2はバウワウばかり演ってたよな~。こういう経緯があったから方向転換した「ギャランティ」も結構お気に入りでした。「グロリアス・ロード」も良かった。「テレフォン」でちょいキツイな~と思った矢先、NWOBHMが関係あったのかな、ハード路線に戻るって話になった。でこのレコードを買ったのさ。実は最初に買ったバウワウのレコードでした。確かにハードなんだけど歌謡路線の名残もあって微妙だと思った。ハードヴォイスを獲得した恭司先輩がメインヴォーカルに戻ってたのがうれしかったな。良く聴いたのは“Fugitive”と“Searching”と“Breakdown of the Earth”と一発録りの“New Red Boots”あたりでしたね。ジャケは空耳アワーでお馴染みの安斎さんの作品。



#1141 / 組曲Xボンバー / 1980

★★★★★

Bow Wow x bomber2 (316x320)

永井豪原作のサンダーバード的な特撮人形劇のサントラです。6th「TELEPHONE」と7th「HARD DOG」の間にリリースされてるから7枚目と数えてもいいのかな。劇伴らしき曲(音楽雑誌の付録だった「山本恭司ギタークリニック」的なソノシートに収録されていそうな…)を挟みつつタイトル通りの組曲っぽい形式になってます。子ども向けの番組だから「GUARANTEE」以降の歌謡ロック路線の集大成かと思いきや…ハードロックに戻るきっかけはコレなのかってくらいの内容なんだね。結構やりたい放題やってる。SILVER STARSみたいな曲もあり、恭司師匠のソロアルバムに収録されそうな曲もあり、結構バラエティに富んでるから楽しい。この時期は黒に金ストライプのYAMAHA SFを使ってたのかな。ちなみにこの人形劇はイギリスでも「STAR FLEET」として放映されまして…気付いちゃった?そう!ブライアン・メイのアレですね。息子が好きな番組だから音楽を手掛けちゃったってやつ。しかもエディを巻き込んで(笑) NOVELAの“マジカル・アクション”しかり、アーチストの個性が炸裂したいい作品だと思います。



#1931 / LIVE EXPLOSION / 1999

★★★★

Bow Wow live explosion 1999

なんとなく始まったライブ盤ターン、そろそろネタ切れが近づいている。スタジオ作品のクオリティには劣るだろうと敬遠してきた故、所有している枚数自体があまり多くないのだ。そもそも限られた資金でやりくりしていたわけで、自ずと後回しになったライブ盤。今はスタジオ盤にはない魅力を実感してます。BOW WOWは「SUPER LIVE」をすでに紹介済みで、次は「HOLY EXPEDITION」を紹介したいところですが…どんな内容だったかあまり覚えていない。けどCDを持っていない。そしてyoutubeにもあがっていない。レコードはあるけど探すのも手間だし、プレーヤーを接続するのも少々めんどくさい。で、とりあえず再結成BOW WOWのコレにしてみたよ。”ジェームズの小箱”や”シルバー・ライトニング”、”バウワウのテーマ”は高校時代にコピーしているから感慨深い。”ハーツ・オン・ファイ”アからの”ウイザード・サン”というエンディングも泣かせる。”You’re Mine”、”Clean Machine”、”20th Century Child”にはまた別の思い出があり…とりあえず選曲は素晴らしい。ただね、恭司の歌い方のクセが強調されており(喉に負担がかからない発声)、音だけ聴いてると気になって仕方がない点が個人的マイナスポイント。こうなると映像作品がベターでしょう。今作はDVDも出てるらしいが、我が家にはSUPER LIVEシリーズが揃っているので。同窓会的なノリはそちらの作品群で楽しませてもらっている。久々にまた皆で観ようよ、師匠。



#2010 / STILL ON FIRE / 1998

★★★★

Bow wow still on fire

キンさん抜きではあるけれど、復活の狼煙に喜んだ記憶…それよりもだ、この作品がリリースされたのがほぼ四半世紀前ということが驚き桃の木山椒の木。というわけでB再結成第1弾シングルです。往年のファンならば、まずタイトルに泣けるハズ。もちろん”Still”と”Hearts on Fire”をかけ合わせたものだろうが「我々のハートはまだ燃えている」ときたもんだ。収録曲はメドレー形式の1曲(約9分半)のみ。まあ選曲は文句なし。まずは2nd「SIGNAL FIRE」から”プレリュード~天国行超特急”。違和感なく繋がるのは3rd「CHARGE」収録の”Jet Jive”。そこからちょっと強引に再度2ndより”Electric Power Up”と”Still”。メドレーの締めくくりはもちろんデビュー作「吠えろBOW WOW」から”Hearts on Fire”だ。音質の向上もあってオリジナルよりヘヴィな仕上がり。恭司パイセンがベースも兼任しているのも一因かもしれないが、ファンとしてはヘヴィさに拘りはないのね。恭司の年相応の歌い方、おそらく上手くなりすぎたギター共々、やはり若かりし頃のキレは感じられず。それでもいいのさ。また暫くの間アルバムをリリースしてくれたし、ほぼ毎年(2004~2007、2009、2011)楽しませてもらった「BOWWOW SUPER LIVE」のDVDシリーズにも繋がるわけだから。



#2121 / BACK / 1998

★★★★

Bow Wow back

2023年5月27日、新美先生が全身癌で亡くなってしまいました。まだ66歳なのに。5月初旬に入院、ステージ4とはいえたった3週間で帰らぬ人になってしまうとはね。ドラマーゆえ常人より代謝がいいのか、年齢の割に進行が早かった。ちょい上世代が亡くなり始めている昨今。我々ちょい下世代も、もうちょいで仲間入りってこともあるわけだ。そんな事を考えてしまう先生の訃報でした。BOW WOWは間違いなく青春の1ページ、しかも巻頭カラーの1ページだね。高校1~2年はBOW WOWと共に過ごしたといっても過言ではございません。そんなわけで、少々タイミングが遅れてしまいましたが(ニイニイというレビューナンバーを待ってたのよ)…再結成シングルに続くフルレンスアルバムをご紹介しましょう。VOW WOW解散、WILD FLAG、BOW WOW#0を経て、新美俊宏と斎藤光浩が復帰。新曲が3曲で、あとはセルフカバー7曲という、とりあえず復活祭みたいなアルバムですね。新曲は…この時期からの落ち着きのあるHR、タイトルが「BACK」ってくらいだから、戻ってきたよ&次作の予告編的なものかな。目玉のカバーは初期の3枚および「ASIAN VOLCANO」からセレクト。刷り込まれた往年の名演とは別の、重低音サウンドで蘇る円熟の技ってところは「STILL ON FIRE」同様。アレをメドレー形式じゃなくフルで演奏してるってこと。劣化しているのは恭司の声くらいかな、声が出なくなったのを補うためでしょう、クセが悪化してる(笑) 恭司の声、新美先生のドラム、どちらももう「BACK」できないけれど…キンさん、今度こそ出番です。



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