Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

BISCAYA

BISCAYA(Sweden/瑞典)

#60 / BISCAYA / 1984

★★★★★

Biscaya 2 (320x320)

初期北欧メタル奇跡の1枚です。割とありがちなパターンではあるけれど、デビュー作にしてバンドの唯一作という字事実も奇跡と言わしめる所以でしょうか。ついでにBURRNの創刊号でレビューされてるって巡り合せもなかなかに奇跡的(笑) 邦題は、ジャケのイメージ通り「北欧の戦士」ですって。それはともかく、バラエティに富んだ楽曲がてんこ盛りで、飽きずに聴けるアルバムです。このバンドはツインギターで聴かせるタイプではなく、ギターとキーボードの掛け合いで聴かせるヤツですね。ただそれが、とにかくヒネリが効いていて、もちろんいい意味で一筋縄ではいかないわけですよ。オープニングのイントロダクションから、メタル魂を刺激されること間違いなしのファストチューン“Howl in the Sky”で掴みはバッチリ。そして“Summerlove”の不思議な雰囲気も素晴らしい。インスト曲の“Biscaya”や“Divine Lady of Warmth”も印象的だったし、凝った曲展開とギター&キーボーのバトルが聴ける“Weekend”や、singingというよりswingingな“Singing in Harmony”は特にお気に入りでした。おそらく元ネタであるDEEP PURPLE以上にプログレ的な曲展開は何度聴いても飽きないのだよ。ヴォーカルや演奏がちょっと緩い(粗い)ところも北欧メタルの魅力だと思っており、実際そういうケースが多かったりするんだけど、ここまでキッチリと仕上がってるバンドは珍しい。皆さん彼の地の音楽学校出身だったりするのかしら。1枚で消えてしまったのは残念ですが、それがまた伝説に拍車をかけている。ボートラも含め、全てやり尽くした感があるからね、下手にポップな2ndを出されるより良かったのかな。いやいや、流れに逆らって敢えて今作と同路線の2nd制作って手もあったんじゃない!?



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