ATOMIC ROOSTER
ATOMIC ROOSTER(UK/英)
#707 / ATOMIC ROOSTER / 1970
★★★★
カール・パーマーがEL&Pの前にいたバンドの1stですな。ヴィンセント・クレインのオルガンハードロックはDEEP PURPLE的だ。アートロックだった頃のやつね。まさにこの時代のハードロックだ。カール・パーマーの叩きっぷりもプログレってていい。さらにベース(ギターも!?)兼任のヴォーカルもいい。普通に発声してるぶんには特に感じないんだけど、力んで歌うとジョン・ロートンに激似なんですな。というわけでプログレッシブな雰囲気漂う第1期パープルでロートンが歌ってる感じで素敵です。
#843 / MADE IN ENGLAND / 1972
★★★★
デニムのジャケ(雑に扱ってると生地がほつれるという珍品)に封入されたこの4thにカール・パーマーはいませんよ。COLOSSEUMのヴォーカルを迎えてはいるもののヴィンセント・クレイン(Key)のワンマン・オルガン・バンドです。同じハモンドオルガンでも同時期のDEEP PURPLEが近代的ハードロックならこちらはもっと古典的なブリティッシュ・へヴィロック。管楽器を使っている点や、ファンクな雰囲気や、ソウルフルなヴォーカルはドイツのLUCIFER’S FRIENDと似てる気もするけど、いくら元COLOSSEUMでも相手がジョン・ロートンじゃあね…って比べちゃダメか。ちなみに…そのロートンが抜けたLUCIFER’S FRIENDに加入したのはCOLOSSEUMⅡのヴォーカリストでこっちはマジで比べられちゃったよね。でURIAH HEEPからロートンが出戻りました。繋がりましたね(by杉下右京)