Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

AT VANCE

AT VANCE(Germany/独)

#1248 / HEART OF STEEL / 2000

★★★★

At Vance heart of steel (320x320)

北欧メタルへのリスペクトが見え隠れするジャーマンメロスピバンドの2ndアルバムです。中心人物はネオクラシカル系ギタリストのオーラフ・レンク。そしてヴォーカルは実力派オリヴァー・ハートマン。まあとりあえず1曲目を聴いてみてくださいな。正確には1曲目~2曲目“Prelude”とそれに続く“Soldier of Time”ですね。メロディック・スピード・メタルの真骨頂です。スピード感、テクニカルなギター、歌メロ、どれも申し分なし。でも実はそれ以上に、古き良き北欧メタルの香りを纏った“Goodbye”にやられちゃったね。その他ABBAの“S.O.S.”をカバー(アバメタルに収録)したり“Chopin/Etude No.4 Op.10”で弾き倒したりと飽きずに聴くことができる構成だ。日本盤のボートラには更なるカバー曲を収録。何故この曲!? SUPERTRAMPの“Logical Song”だもの。前出のABBAは定番でもSUPERTRAMPとはね。しかも“Breakfast in America”じゃないときたもんだ!



#1960 / NO ESCAPE / 1999

★★★★

At Vance no escape

デビューアルバムです。概ね2ndと同じような構成ゆえすでに素晴らしい出来だね。冒頭お約束のスピートチューン、ギターインスト曲、ABBAのカバー(MONEY MONEY MONEY)、クラシックのカバー(ヴィヴァルディの「四季」より”夏”…”夏”を取り上げる人多いよね。有名な”春”はさすがにメタル向きじゃないから。”春”はCANARIOSの「CICLOS」で堪能しましょ)など、バラエティ豊かで飽きずに聴ける。ジャーマンメタル(GAMMA RAY)の要素は当然の事として、そこに少々の北欧風味が加わっているのがミソ。オラフがスウェーデン人だからだと勝手に思ってます。ボートラに意表を突いたカバー曲(SURVIVER「EYE OF THE TIGER」は普通。TEARS FOR FEARSの「SHOUT」は想定外すぎてアリ)を収録。オリバー・ハートマンの歌唱もオラフ・レンクのギターも、デビュー時から素晴らしい。考え抜かれ洗練された2ndと比較すると、メロの完成度だけが劣る点かも。でもね、コレは好みによると思う。完成前夜の魅力ってあるよね。本能のまま、勢い任せのアグレッションがアドバンテージになったりする。例えばABBAのカバーに関しては、次作の”S.O.S.”より今回の”Money×3”の方がいい。とにかくオリヴァーの歌唱が凄まじい。ABBAと同じキーだよね!? オリジナルの女性低音ヴォイス部分をオクターブ上で歌う徹底ぶりに脱帽ですわ。



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