ANIMALS
THE ANIMALS(UK/英)
#1558 / THE SINGLE PLUS
★★★★
あのBEATLESとほぼ同時期に活躍したブリティッシュ・インベイジョンの代表格バンドです。時代を象徴する御揃いの衣装に身を纏っているものの、ビートルズと違ってアイドル・フェイスではない(笑) シングルヒット狙いと思われる“朝日のあたる家/The House of the Rising Sun”と“悲しき願い/Don’t Let Me Be Misunderstood”が突出(異色なのかもしれませんが)しています。ヒット狙いでヒットさせたのはすごいね。前者はアメリカのトラディショナルソングのカバー、後者は何と言っても尾藤イサオによるカバーが有名です。同世代なら知らない訳がない「だ~れのせいでもありゃしない、みんなおいらがわるいのか~」ですね。これら2曲以外はほぼベタなブルースロックのスタイルで、エリック・バードンの声を筆頭にROLLING STONESとの共通点が多いと思います。60年代終盤にはビートルズに倣ってサイケロックにも手を出してるらしいが、このベスト盤に含まれているのでしょうか?それとは気付きませんでしたが…。ちなみにジミ・ヘンドリックスは、ベーシストのチャス・チャンドラーによって世に出されました。ビートルズにジミヘンですよ、音楽史だね。