ALDO NOVA
ALDO NOVA(Canada/加)
#1494 / ALDO NOVA / 1982
★★★★
個人的にトレヴァー・ラビンやMYCHAELなんかとカブって記憶されているギタリストのデビューアルバム「ナイト・ファンタジー」です。前出2名はギリ70年代の人たちだけど、この人は80年代の人という微妙ではあるが重大なズレが発覚。もう印象がカブることはなさそうだ。80年代サウンドのお手本のような音造り(リバーブ過多で軽め)が当時は斬新だったらしく、全米8位のヒット作となりました。今聴くと普通です(笑) オープニングの“Fantasy”に代表される、キラキラした装飾が施された爽やかなハードポップかな。アルド自身によるヴォーカルはちょいと弱めですが、ギタープレイは勢いがあるし音もいいです。掛け合いなんかも交えてソロパートが結構あるおかげで、楽曲の凡庸さがあまり気にならないパターン。というか、この人マルチプレイヤーでした。どうやらドラム以外は全てご自身でやってるらしいです。つまりギターの掛け合いも左右に振り分けてただけなんだね。レスポールとストラトで音量も差をつけて…そんな感じかな。ギターの腕前を見込まれてボン・ジョヴィと活動したり、シンディ・ローパーのバックなんかも務めたそうだよ。