雨の訪問者
雨の訪問者
#126 / Le passage de la pluie / 1970 / France
監督:ルネ・クレマン 脚本:セバスチャン・ジャプリゾ 撮影:アンドレアス・ヴァインディング 音楽:フランシス・レイ 出演:チャールズ・ブロンソン マルレーヌ・ジョベール ジル・アイアランド ジャン・ギャバン アニー・コルディ コリンヌ・マルシャン ガブリエル・ティンティほか
重鎮声優の大塚周夫さんが亡くなりました。個人的にはねずみ男と初代石川五右衛門ですが、リチャード・ウィドマークやチャールズ・ブロンソンも彼だったね。というわけで今回はブロンソンをチョイス。で所謂ブロンソン映画とは一線を画すこの作品。最初に観たのは小学生の時だったから面白いとは思わなかったけどね、映画チラシだけが鮮明に記憶に残ってる。原因は中学生の頃に買った映画チラシの本だね。そういう映画が結構あるんだよ。さて、「禁じられた遊び」「太陽がいっぱい」「パリは燃えているか」の巨匠と「さらば友よ」の原作者(映画の脚本も担当)が組んだ作品です。音楽を担当したのは「男と女」「個人教授」「ある愛の詩」等で有名な彼。「さらば友よ」でブロンソンと出会ったジャプリゾが彼にほれ込み、ブロンソンをイメージして書き上げた作品とのこと。主役の女性を影で支える男という設定です。ラストは「さらば友よ」と共通の小道具が締めくくる。この原作者はこういうのが好きなんだね。「さらば友よ」ではコイン、今作ではクルミでした。ご覧あれ。