犬神家の一族
犬神家の一族
#111 / 1976 / JPN

監督/脚本:市川崑 制作/出演:角川春樹 原作/出演:横溝正史 脚本:長田紀生 日高真也 撮影:長谷川清 音楽:大野雄二 出演:石坂浩二 あおい輝彦 島田陽子 高峰三枝子 草笛光子 三条美紀 地井武男 岸田今日子 加藤武 川口恒 金田龍之介 小林昭二 坂口良子 三木のり平 川口晶 三谷昇 大滝秀治 三國連太郎 ほか
地井武男さんが亡くなりました。たくさんの映画に出演していますが…個人的に特に思い出されるのが『あゝ野麦峠』の主人公みねのお兄ちゃん役と、この作品における犬神佐武なんですね。ドラマならもちろん『北の国から』の中畑のおじさん。不謹慎かもしれませんが、チイチイといえば「ちい散歩」よりも「菊人形の首」が思い浮かんでしまうのだ。さて、角川映画第1弾のこの作品、日本映画の金字塔などと言われています。市川崑のカット割りが斬新でした。役者のセリフが思いっきりカブるとかあまり無かったよね。当時はそこがリアルだなあと思った記憶が。例によって家系図が必要な登場人物の多さなので予習が必要。もしくは2~3回見てください。湖から突き出た2本の足のインパクトで話題になりました。2006年版もそれなりに楽しめますが、こちらを先に見てもらわないとお話になりませんな。主題曲『愛のバラード』も秀逸でしたね。