Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

水越けいこ

水越けいこ(JPN)

#102 / HEART / 1979

★★★★★★★★

水越けいこ heart2 (320x319)

今聴くとちょっと演歌の匂いが漂っていることに気付くね。明るい曲調でも「別れ」主体の歌詞のせいで明るくなり切れないところがミソ。少々籠り気味の声質も負の要素に拍車をかけているかも。山梨県の山奥に生を受けたけいこさんは、3歳で母親が、中2で父親が亡くなっている。小4の時には自宅が全焼するという経験も。その後スター誕生!きっかけでデビュー。結婚そして離婚。ダウン症の息子さんをシングルマザーとして育てながら、音楽、講演、執筆などの活動をいていた。人生とは何だ!? こうした背景が、初期の作品に少なからず影響しての演歌調ということなのかもしれないね。まあそれが個性ってことだし、そこにハマってしまったのだからしょうがない。高校生がハマる音楽では無い気もするけれど、当時はヘヴィローテーションでしたね。教えてくれたのは同級生のKで、高校の予餞会に誰を呼ぶかみたいなアンケートに二人で「水越けいこ」と書いたっけ。長らくCDを入手できずにいたところ、ネットで4枚組(デビューアルバムから4枚目まで)の「MARGUERITE」という便利アイテムを発見、購入することができました。初期4枚いずれも想い出深いアルバムですが、その中でも特にこの2ndは高校時代の甘酸っぺえ記憶が蘇る愛聴盤なのね。一般的にはシングルカットされた“ほほにキスして”が有名曲で、歌番組にも出演してましたな。ヘヴィロテだったからね、とりあえず全曲大好きです。”シーサイドメモリー”や”深夜族”や”Stop Now!”といった軽快な曲調もいいし、”水彩画”、”そっとカモメに”、渚・ヨコスカ”、”今だけに”、”Hiroshi”などのしっとり路線、”星ものがたり(A1)”と”エアーメイル(B1)”はその中間路線になるのかな、過大評価だと言われようと、個人的には緩急自在の万華鏡アルバムだと思ってますよ。やっぱ声と歌メロがいいじゃないの。作詞に伊藤薫、レコーディングメンバーにはポンタ、後藤次利、渡辺建、鈴木茂、斎藤ノブらが参加。若い人たちにはウケないだろうとは思うけれど…そもそも同世代であっても、聴いてた人は少なかったよね。♪歌って死ねるなら、お前と一緒ならば、それでいいさ♪



#383 / AQUARIUS / 1979

★★★★★

水越けいこ Aquarius (320x320)

コレもレコードを買いました。水越けいこは12インチシングルを含め5枚、6枚かな、同一アーチストとしては多く持ってるね。よって全曲想い出深いのは言うまでもありませんが、アルバム終盤の…アナログ盤でB面の…“Touch me in the memory”からラストの“Too far away”までが特に好きかな。当時は確実にハードロック三昧の音楽生活でしたよ。でもね、こういうのもしっかり聴いたりする高校生でした。余談ですが(余談ばかりですが)予餞会か何かのイベントで誰を呼びたいかってアンケートをとった際、実は水越けいこも候補者リストに挙がってたんだよ。他の候補は全く覚えていないけれど、最終的に来たのが三遊亭小圓遊とかだったかな。尾崎亜美だったかも。メジャーではなかったから選ばれないとは思ったけどK君とともにガッカリしたよね。で後に(というか同時期に)成徳深谷に水越けいこが来るってんでダメモトで原チャリを飛ばした想い出もあるんだな。いきさつは忘れたけど…他校の生徒が入れるはずもなく、やっぱり見ることはできなかったけどね。ついでに…大学時代、同じサークルにこのアルバムが好きってヤツがいて“ヨーソロ”を歌いやがったのさ。男がコレ歌っちゃダメだ~。百歩譲って女子!たとえ下手でも女声!ウ~ン…ロクな想い出が無いじゃないか(笑)



#765 / LADY / 1978

★★★★★

水越けいこ Lady (320x320)

朝の情報番組のお姉さんのデビューアルバムです。でも「8時の空」の記憶…ほぼ無いんだよね。言われてみればあったかな~という程度。中3~高2の時に放送してたみたいなんだけど、8時より前に家を出てたってことなのか。中3なら野球部の朝練があったし、高校は校則違反の原チャリだったから見つからないようにこれまた早めに出てた。原付免許を取るまではチャリ通だから当然早めに…イヤイヤしょっちゅう遅刻してたじゃん!部活だって夏で引退してたわけだし…親の意向で6チャンネル以外を見てた!?まずい!レビューになってないぞ。期待を煽るイントロダクションが素敵です。それに続く「めぐり逢いすれ違い人生そんなものよ~♪」で間違いなし。ちょっとハスキー系の声がデビュー作にしてすでに貫禄です。“Feeling Blue”も素敵です。中島みゆきみたいな“しあわせをありがとう”も素敵です。“渚にかえって…”の路線も好きだな~。フォーク演歌みたいな“つゆくさ”も捨てがたい。エンディングの“星の子守唄”のファンタジーは2ndアルバム「HEART」の1曲目“星ものがたり”に続くのでありました。ちなみにレコーディングメンバーには、後藤次利、水谷公生、石川鷹彦らが、作詞には竜真知子らが名を連ねております。



#893 / LIKE YOU! / 1980

★★★★

水越けいこ Like you (320x299)

アメリカでレコーディングされた4thです。全体的にアダルトな雰囲気がイマイチだし、ラテンのリズムも水越けいこには似合わないと思うのだが…ちょいちょいあるんだなコレが。実はけいこさん自身の好みだったりして!当時レコードも買ったわけですが、1曲目の“ブルースカイロンリー”ばかり聴いてたね。この歌詞にこの歌い方が水越けいこなのさ。「帽子を空に高く飛ばしてみたの 落ちるまでには心決めるつもり♪」何とも可愛い歌詞じゃないすか。ちょいハスキーヴォイスで熱唱してるし。この声、タレントのシェリーが同等のポテンシャルを持ってると思うんだけど、彼女は歌上手いかな?『HEART』がぶっちぎりのNo.1アルバムだと思っているファンとしては、“ブルースカイロンリー”のパターンと“気分は5月の風のように”もしくは“あ・な・た・に”の路線が大好物です。この時すでに26歳だから可愛らしい歌詞から脱却したかったのでしょうね。シングルカットされたのも何故か“Thank You Summer/ゆれて二人”だったし…



#1133 / TOO FAR AWAY / 1986

★★★★

水越けいこ Too far away (320x303)

79年リリースの3rdアルバム「Aquarius」収録曲のリメイク12インチシングル盤です。もちろん買いました。水越けいこの代表作で好きな曲だから、どんなヴァージョンになってるのか気になるもの。結果的にはさほど変化はなかったんだけども、それはそれでいいのさ。後に発表された谷村新司との脳天気なアップテンポヴァージョンにはズッコケたからね~。師匠をはじめとするバンド仲間には概ね不評だった水越けいこですが、バンド外にはファンがいたよ。大学時代にもひとり居たな。♪こんなに遠く離れていても 夜ごと心は空をかけてゆく 君だけいれば 君さえいれば 生きることさえ辛くないから。君が病んだときは、僕は息を止めて、熱い想いを込め、祈り捧げたい♪ この曲が30年以上の時を経て心の支えになってくれるとはね。短い期間ではあったけれど、大事な時期だったから助かった。ここまできて想い出が1枚乗っかるとは思いもよらなかったぜ。



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